「Strategy meeting」
「んで?アンタは私にボコボコにされたかったの?」
業務時間を終え、全ての経緯を話した時、姉さんは呼び出したサナエとカイトを呼び出すと秘書はサナエたちの家で預かると勝手に決めたせいでサナエにシメられた。有無も言わずもがなサナエの額には怒りに溢れている。
「あぅ…サナエちゃんならやってくれると思ったのに〜」
技を食らい身体を擽られしまいには十分間胸を揉まれ続けてヘロヘロになるがそれではサナエの怒りは収まらない。
「あのね私はこいつらの保護者じゃないの!!アンタが撒いた種は責任持ってアンタが解決なさい!」
女同士のプロレスな筈がサナエだと重さもあるから大部不利な状況になっている。
「いい?もしまた面倒なもん押し付けたらトンデモナイくらいにイケないことさせてやるんだから覚悟しておきなさい」
「ど、どんなの!?」
何故かそこでサクラが食いつく、サナエはこっそりと耳元で伝えると途端顔が真っ赤になる。
「そ、そ、そ、そ、そ、そ、そんなことしていいの!?」
「勿論、それから――――― 」
「ふえ!?」
「あんなことやこんなことまで…ふふふ♪」
何を吹き込まれたか知らないがロクでもないことだろうな、個人的な恨みが主だろうな。
「はわわわわわ!!ゆいゆいそんなことしちゃ駄目〜!」
「あら?見たくないの?」
「見たいけど駄目なの〜!!」
顔を慌てふためく様子に姉さんはサクラに吹き込まれた事を聞き出すが今にも噴火しそうなサクラは支離滅裂な言葉を言って特に情報は得られなかったが絶対にヤバいというだけは確信した。
「ユイ」
「は、はい?」
笑ってるけど黒いオーラのせいで滅茶苦茶怒っているのは分かる。
「アンタがメチャクチャにされたくないなら機嫌を取る物を持ってきなさい、さもないと想像を絶する罰を与えてやるわ、社会復帰出来ない程にね♪」
「ひ、ひぃぃぃぃ!!今度からお願いする時はお菓子持ってきます!!」
「宜しい、皆もあんまり私を怒らせないでね??」
「「は、はい!!」」
このドス黒いオーラはどことなく姉さんに似ているが今の所全部姉さんが悪いので特に異論は無かった (誰も逆らえなかった)のでここまで来てようやく仕事の話に打つことになったが姉さんはそのまま技を決められて背骨を冷すことになってしまった。
☆★☆★
「それで、今回の作戦は?」
小一時間無駄になったが今回の作戦まで切り出すことは出来た。本来なら秘書も参加する筈が体調不利だからと姉さんは隣の休憩室の部屋で寝かしつけた。言葉を切り出すのは俺だ、イマイチ内容は覚えてないが姉さんから計画のことを腕に装着しているデバイスを起動すると今回の目的地を指定する。
「今回は炎星だ、しかも場所は遠く離れた機械増産工場であり生物兵器製造場所でもある。今回は特に研究員リーダー格が在籍はしていないがここを叩けば奴等の戦力は大幅にダウンするだろうな」
「はいはーい質問!こんな所壊すよりリーダーぶっ殺せばいいじゃんか!」
確かにそれは一理ある、だがしかし今回は俺らに取って重要なことなんだ。
「それも重要だがアリアンロッドの調査によると研究員リーダーの複製されているというのも目撃した、恐らく大量のクローンだろう。このクローン生産工場や機械を落とさなければ一生俺達はイタチごっこさせられる羽目となる、そうなる前に見つけ次第破壊か再利用させてもらうことにしたい。意見はあるか?」
俺は質問を受け付けるとサクラが口を開く。
「それってゆいゆいが倒した人も??」
「勿論だ、本体を潰そうが先に生産されたクローンからまたクローンへ伝っていくから多数に無勢で俺らに勝ちは無い、そこで工場の出番という訳だ、それにもしかしたら姉さんのクローンも現れるかもな」
言葉をチラつかせるとノアからも意見を出された。
「あの!ユイさんみたいな人が沢山いるのはもう勝ち目がないのでは?」
「そこらへんは問題ない、姉さんと違って相手に取って有利な戦況を作ることも卓越した戦い方は出来ないだろう。だが侮ることもなかれだ、能力はほぼ変わらない。もしクローンに出会ったなら弱点を突いて一撃必殺に畳み掛ける方が吉だろうな」
「で、でも私…魔法が使えない…」
サクラは落ち込んだように魔法が使えないから勝てないと判断したのは戦士として一番ダメな奴だ。
「何も魔法が戦闘を有利に運ぶとは限らない、状況判断、間合い、虎視眈々と窺えば勝てない相手では無い、オリジナルには叶わんさ」
サクラは上手く飲み込めてはいないが戦闘知識はこれくらいにして次の段階へと進もう、全員クローンに対して深く悩んではいるが俺達は前へ進むしかないのだからな。




