表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻影道 第四巻   作者: SAKI
14/44

「Confusion」

「アリアちゃんこれはどういうこと?作戦会議前に倒れたんだけど??」


 ちょっと眉間に皺が寄ってる姉さんは威圧的な声量でアリアンロッドとの会話を続ける、これにはアリアンロッドも意味が分からなく食事も運動も並々に与え続けたらしいのだがノアの診断によるとどうやら栄養失調らしい。


「ユイさんアリアンロッドさんを責めないであげてください……少し調べてみたら元々この女性は奴隷の中でも最悪で劣悪な環境で一種の極限状態と栄養失調を繰り返したことによる常に体調が最悪なんです。身長は百七十前後に対して体重が四十キロ弱だなんてユカリさんの体重の殆ど変わらないから衰弱すると恐らく一気に体の負担が掛かり倒れたり足が麻痺した事があったらしいですよ」


 つまりは彼女は最初から病弱なのに激務の渦に飲み込まれ身体が体調管理がままならないまま仕事してるっていうのからある意味奴隷より下だな。


「ええっと………………………………ごめんなさい。最近は頼り過ぎちゃって……多分二日間くらい飲まず食わず仕事してるかもしれないわ」


 ある意味奴隷の雇い主よりも質が悪いな。残飯とか寝床があるだけまだマシだったのでは?


「なるほど〜もしそれで作戦にミスがあったらアリアちゃんを女神から引きずり下ろしていい?」


「うぅ…ごめんなさい…皆仕事はこれくらい出来るものだと思ってたわ…」


「アリアンロッドさんの仕事の多さのせいで他が霞んで見えてるのかな?それとも単純に仕事に情熱的なのかな?」


「過労して壊れてるのに一票入れていい?」


「あはは……大変なんですねアリアンロッドさんは」


 それぞれ意見は食い違うが大凡アリアンロッドが女性に仕事を任せ過ぎなのだろうなこれには姉さんも足元を見て揚げ足を取ってくるだろうな。


「アリアちゃん、この可愛い娘は私が責任を持って体調管理を徹底的に治すから頂戴!」


「答えはノーよ!秘書をまた雇うなんて大変だもの!」


「そのせいで死にかけてるのよ?もしこのまま放置したら冷たくなってるかもよ?」


「そ、それは……」


「そして私は公にする、秘書を殺したのは紛れもなく仕事をさせ過ぎたアリアちゃんだと!今から爆弾投下してきてもいいのよ?」


「ま、待って!!ならここは平等に行きましょう!!」


 これには流石のアリアンロッドも頭が上がらないみたいだ、いつもより弱々しく早くも音を上げた。


「暫くの間秘書ちゃんをそちらに住まわせる、その代わりユイちゃん、私のお願いを飲んでくれたらの話よ」


 するとアリアンロッドは姉さんに契約の話を持ち掛けてきた。タダでは渡さないってことか。


「ふ〜ん、私に契約ね…………勿論私に利があるのよね?」


 女神に対して全く動じずそれどころか自分の利を最優先する、こんなことするのは姉さんだけだろうな…


「その……お願いって言うのはその……私情というか……単純にユイちゃんとお話がしたいだけなんだけど……」


「ん?今頃話してるじゃない?もしかして・・・」


 何かを察した姉さんは呆れた表情で言葉を曇らせる、照れ隠しするアリアンロッドはある意味姉さんに告白した。


「うん、ユイちゃんとお食事したり宿屋でお泊りしたいな〜って!今度のお休みは羽目を外したくて一番好きな人と一晩過ごしたいの。だからそれさえ飲んでくれたら秘書ちゃんを引き抜いてもいいよ?」


 瞬間この場にいる俺以外全員が顔を赤らめた、旗から見たら完全にコクってるもんな。羨ましそうにちょっとだけ嫉妬するサクラ、口を押さえて頬を赤らめるノア、口を開きながら一言も発さないプレアは姉さんの回答にそわそわしている。


「別にいいけど、そんなんで引き抜けるってチョロいね?」


 まぁ…姉さんはそんなの興味無いからは引き受けるんだが…その言葉にアリアンロッドは分かりやすく喜んだ。その後の内容は俺達には特に関係は無いがアリアンロッドの明るい声が聴こえ姉さんを困らせていた話し声が耳に入った。これで良かったのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ