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9/9

エンディング~勇者誕生?~

【キャスト紹介】

キャスト①

リコリセッタ・ペサディーリャ(愛称リコ)

出身:転生者

IGR/エレメント:悪役/貴族

チートパワー:《幻像の思い出》《おねだり》《バツ能力》

特技:《ドタバタアクション》《リッチ》

得意技能:<当身><乗馬><追跡/逃走>

不得意技能:<説得>


【身体】40 【感覚】32 【知力】35 【意志】38 【魅力】35(アイテム補正込) 【社会】40


F.C内では陰気で怪しい不健康な見た目の見るからに悪役な貴族令嬢。

とある不良中学生男子は、何の因果か彼女に転生してしまった。

基本的には令嬢として振る舞っているつもりだが、

ときどき(?)うっかり前世の言葉が出てしまうことも。



キャスト②

ルイ

出身:現地人

IGR/エレメント:モブ/近侍

チートパワー:《万能》《奥義開封》《影武者》

特技:《戦闘訓練》《かばう》

得意技能:<隠密><近接武器><魔法機械操作>

不得意技能:<乗馬>


【身体】38 【感覚】45 【知力】39 【意志】35 【魅力】31 【社会】32


リコの家、ペサディーリャ家に仕える騎士の子どもであり、リコの乳兄弟。

リコのことは主というよりも、手のかかる妹といった様子で見ている節がある。

元は名前のないモブ従者であり、

元のキャラからしてある意味やりたい放題だった彼女に付き従い、

そのやりたい放題を支えていた優秀なモブ。

主に対してやや毒舌気味だが、忠節心は本物。


◇◆エンディングフェイズ◆◇

---シーン10『○○への称賛』---


GM:ルーインブレイクに成功したため、『○○への称賛』というシーンに移行します。

これで全てが終わった、とあなたたちが安堵する。すると、どこからともなく、パチパチという音がした。音のする方を見やると、そこにいたのはミリアリアだった。

やがて、それは万雷の拍手へと変わる。避難していた人々がパーティー会場に戻り、あなたたちの健闘を讃えたのだ。

「なんと見事な!」

「魔族を打ち倒すなんて!」

「勇者様だ……! きっと伝説の勇者様なのだ!」

魔族の最後の言葉もあり、人々はあなたたち、特にとどめを刺したルイを勇者と呼んだ。

「たとえ魔族に襲われることがあろうと、彼がいればソレイユ王国も安泰ね」

「勇者様万歳!」

入学祝いのパーティーではない祝の宴が始まろうとしていた。



ルイ:「ちょっと待ってください! 俺…私はそんな大層なものじゃ……!」



リコ:「無駄よ、ルイ、むしろこのままここでとどまって説明するなんて悪手でしかないわ。あたしについてきなさい。逃げるのは得意なんだから」

【身体】40%、得意技能の<追跡/逃走>で+20%で判定、*roll*31で成功なので、この場から脱出できたことにしていいでしょうか。



GM:はい。そうしましょう。では次のシーンです。


---シーン11『親しき者からの称賛』---



GM:まずはルイさん単独での登場です。

あのとき名乗りをあげた『リコリセッタ・ペサディーリャ』の名前は瞬く間に広がったものの、その従者であるルイの名前は誰にも分からなかった。ただ一人を除いては。

「ルイ様、昨夜はその、大丈夫でしたか?」



ルイ:「私自身のことは心配には及びません。しかし、我が主であるリコ…リセッタ様に怪我を負わせてしまったことが無念でなりません」

公の場ではリコ様のことを愛称で呼ばないのですが、つい気が緩んで口が滑りそうになりました。



GM:「早く快復されるといいですね。とはいえ、今のこの状況では、快復したらしたで大変そうだとは思いますけれど」



ルイ:「本当に。主が平穏無事に暮らせる場所……俺は用意することができたんだろうか」

誰にともなく呟きました。



GM:「魔族さえ退けた勇者であるルイ様のお側こそが、この世界で一番平穏無事に暮らせる場所に違いないじゃないですか」

ミリアリアは屈託なく微笑みます。



ルイ:「はあ……、ミリアリア、違いますよ。私は従者であって、勇者ではありません」

……と、こんな感じで閉めさせてください。



リコ:よっぽど異世界転生ラノベ主人公してるなぁw



GM:場面は変わって、今度はリコさん単独での登場です。

寮の自室では満足のいく治療が施せず、また昨晩名乗りを上げたせいで『勇者の主人』として一躍時の人となったリコリセッタ・ペサディーリャは、その身を隠すため医務室の奥のベッドでしばらく静養することになっていた。

「まーったく、一日に3回もここを訪れて、あげく入院状態になるなんて、アカデミー始まって以来のことなんじゃないかしら」

ぺしっと額を小突くのは、医務室の主マルティナ・シモンだ。今の彼女に<説得>は効かなそうだ。

「私も一日に3回も同じ女性を医務室に連れてくることなるなんてことがあるとは思いませんでしたよ」

パーティー会場から脱出したあなたたちを見つけたのは、入学祝いのパーティーまで欠席しようとしていたフランシス王子だった。



リコ:「本当よね。まったく、ゲームじゃあるまいし」

ずっと長い夢を見ているようなのに、体に残る痛みが本物だと訴える。でも、破滅のイヤな感じが消えたことを、今は喜んでおこう。



GM:それでは、お疲れさまでした。これにて『忙しすぎる入学式』終了です!

見事、ルーインフラグ《多重破滅への予感》のフラグを折ることができました。真・ルーインブレイク達成です。



◇◆感想会◆◇



リコ:いや~、死ぬかと思ったw

フラグ全回収できなかったし、全部立てることもできなかったのが心残りだけど、そもそもルイくんが全てやってくれたので、RBPを使う機会がなかったね。

あと、ファンブルで破滅ポイントを最大限増やしちゃったり、せっかく用意してもらったダイス7個中1が3っていうのも、すごかったね~。



ルイ:リコ様に決めてもらう気まんまんだったんですけど、出目ばかりはしょうがないです。



GM:ルイさんはせっかく戦闘に特化したような技構成だったのに、シナリオ上、あまり活躍させる機会を作れず申し訳ないと思っていたのですが、蓋を開けてみれば大活躍でしたね。



リコ:優秀な従者を持つと主人は楽できていいなぁw

あ、医務室で説得チャンスを作ってもらってありがとう。



GM:《バツ能力》は、もしかしたら情報収集で使うときは、ファンブルのマイナス面を打ち消すのではなく、強制ファンブルになった上で、元からのファンブル効果+《バツ能力》で、RBP2点と破滅ポイント+1D10かもしれませんけど、それでも破滅ポイント上昇は恐ろしいですからね。結局使えるRBPと同じ分、破滅ポイントが増えるんですから。



リコ:たぶんだけど、<近接攻撃>あたりと組み合わせて、戦闘中に空振りするけどRBP取得、っていうのが本来の使い方なんじゃないかな。僕の使い方が良くなかっただけで。



GM:《バツ能力》に関しては、サンブルキャラシート上のコスト(「効果参照』)と、《チートパワー》欄の説明にあるコスト(『0』)にも矛盾がありますからね。おそらくは後者が正しいと思いますけど、まだエラッタ表にはないので。



ルイ:慣れてきたら『不在』を使いこなしてみたいですね。『ツールアシスト』や『グリッチ』でシナリオを破壊してしまいそうですけどw



GM:それこそ「俺また何かやっちゃいました?」なので、お手柔らかにお願いしますw




悪役令嬢モノ…と見せかけてはあるものの『破滅エンドをぶち壊せ!!』という


アツいコンセプトに惹かれてルールブックを購入し、こうして遊ばせていただきました。


本来ならば、エンディングはキャスト①にもっとスポットライトが当たるはずだったのですが、


キャスト②の活躍が目覚ましかったため、このような結果にいたしました。


二人が継続キャストになるのか、次はまた別の二人になるのか分かりませんが、


次もまた遊べたら良いなと思っています。




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