表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/9

強制バッドを打ち破れ!

【キャスト紹介】

キャスト①

リコリセッタ・ペサディーリャ(愛称リコ)

出身:転生者

IGR/エレメント:悪役/貴族

チートパワー:《幻像の思い出》《おねだり》《バツ能力》

特技:《ドタバタアクション》《リッチ》

得意技能:<当身><乗馬><追跡/逃走>

不得意技能:<説得>


【身体】40 【感覚】32 【知力】35 【意志】38 【魅力】35(アイテム補正込) 【社会】40


F.C内では陰気で怪しい不健康な見た目の見るからに悪役な貴族令嬢。

とある不良中学生男子は、何の因果か彼女に転生してしまった。

基本的には令嬢として振る舞っているつもりだが、

ときどき(?)うっかり前世の言葉が出てしまうことも。



キャスト②

ルイ

出身:現地人

IGR/エレメント:モブ/近侍

チートパワー:《万能》《奥義開封》《影武者》

特技:《戦闘訓練》《かばう》

得意技能:<隠密><近接武器><魔法機械操作>

不得意技能:<乗馬>


【身体】38 【感覚】45 【知力】39 【意志】35 【魅力】31 【社会】32


リコの家、ペサディーリャ家に仕える騎士の子どもであり、リコの乳兄弟。

リコのことは主というよりも、手のかかる妹といった様子で見ている節がある。

元は名前のないモブ従者であり、

元のキャラからしてある意味やりたい放題だった彼女に付き従い、

そのやりたい放題を支えていた優秀なモブ。

主に対してやや毒舌気味だが、忠節心は本物。


◇◆クライマックスフェイズ◆◇

---シーン8『最強魔族の襲来』---



GM:それではいよいよクライマックスフェイズです。

「この良き日にアカデミーに入学した皆様、並びに、素晴らしい学生たちを迎えられたアカデミーに、この像を捧げましょう!」

ユルゲン男爵が高らかに言うと、像を隠していた布が取り払われました。

しかし、そこにあったのは天使像とはかけ離れた、禍々しい姿の悪魔像だったのです。

さあ、皆さん、この場に登場してください。



リコ:「そうはさせないわよ、ユルゲン男爵!」



GM:「おや、いけませんね。人の話の邪魔をなさるなんて。どこのご令嬢ですかな?」



リコ:「あたしは、リコリセッタ・ペサディーリャ! このアカデミーを魔族の居城になんかさせないわ!! あたしの従者がね!!」



ルイ:「ええっ!? はあ……、お聞きになったとおりですよ、ユルゲン男爵。あなたの儀式を阻むのは、我々ペサディーリャ家の人間です」



GM:「リコリセッタ様! ルイ様!?」ユルゲン男爵の近くにいたミリアリアが声をあげます。



ルイ:「ミリアリア、あなたたちは避難をしてください。たとえ私たちが失敗しても、被害を最小限に抑えられるように」



GM:「っ、分かりました。避難の誘導はお任せください。……どうか、お気をつけて」ミリアリアは後ろ髪引かれる思いで避難していきます。

「今ここに我が主を呼び出し、魔族栄光への危険因子を排除してくれようぞ! まずはリコリセッタ・ペサディーリャ! 貴様から血祭りにあげてやるわぁ!!」

そう吠えるのは、もはや正気を失っているとしか思えないユルゲン男爵です。



ルイ:「リコ様はご覧の通り血色が悪いですからね。祭りにはふさわしくありませんよ」



GM:それでは真・破滅イベントの開始です。破滅ポイントは+10点されたので45ポイントです。全て削り切るか、5ラウンドが経過するとイベントは終了になります。

行動値トップはルイさんですね。



ルイ:今までルーインブレイクロールはこっちがやっていたし、最後はリコ様にきめてもらいましょう。『推奨行動』の内、『ルーインブレイクロールの強化』を行います。対象はリコ様。


GM:それではどのような支援を行いますか?



ルイ:【身体】<近接武器>でユルゲン男爵を無力化し、リコ様が魔族の依代となる悪魔像を破壊しやすくします。【身体】の素は38%、<近接武器>は得意技能なので+20%、特技の《戦闘訓練》で+20%、そして、最後のチートパワー《万能》を使って、+15%だから、93%で成功、C値は18です。*roll*くっ、24ですか。クリティカルならず。



リコ:リコリセッタ、分かるか、アレが本当の得意能力だよ……w



ルイ:「観念してもらいましょう。俺は伊達にあの方の無茶につきあわされ続けてないんですよ」

無駄のない動作でユルゲン男爵の武器を弾き、両腕を縛り上げます。

「リコ様、今です!」

というわけで、RBPを3消費します。(RBP7→4)



リコ:えーっと、元からの消費上限である3に、ルイくんからルーインブレイクロール強化を受けたので+1、さらにRBPを3使ってくれて+3だから、7D10できるってことだよね。

よし、やろう。GMからたくさんチャンスをもらったんだし、いけるはず……!

RBPを7消費して『ルーインブレイクロール』!*roll*4,5,8,1,1,1,3で……え、7つも振ったのに、23!?(RBP13→6)


ルイ:締まらないですねぇw


GM:えー……w 破滅ポイントが45から22になりました。

削りきれなかったので、反撃があります。端数切捨ての10分の1が2なので、2+1個のD10に、1の位の2を足して、3D10+2のFPダメージをリコさんは受けてください。

「グオオオ、私の美しい体に傷をつけたな。赦さん!」」悪魔像の中から憎悪に満ちた声がしました。

*roll*出目は13なので、+2の15ダメージを受けてください。



リコ:うぐぐ……(FP39→24)。精神的ダメージが大きいw



GM:さらに、ラウンドを超えてルーインブレイクが継続するので、もう一度3D10+2のFPダメージが飛んできます。今度は、リコさんだけでなくルイさんにも。

*roll*あー……出ちゃいましたね。10,6,4で出目20です。20+2の22ダメージです。

「人間風情が舐めた真似をォォ!!」



リコ:ひ、ひえー、こっちのTRPGでもGMに瀕死にさせられるぅ!!w(FP24→2)



ルイ:リコ様ほどではないにしても、こちらも結構な深手を負ってしまいました(FP35→22)。



GM:さあ、2ラウンド目です。

そうですね……、ユルゲン男爵の無力化は本来なら解けるのですが、先ほどの悪魔像から発せられた無差別瘴気攻撃を食らって気絶していることにしましょう。



ルイ:GMが温情を与えてくれましたね!w

では、もうリコ様がフラフラであることを察して、自らが悪魔像を破壊しようと動きましょう。ルーインブレイクロールです。RBPを3点使います(RBP4→1)。これで倒しきれなくても、リコ様が今度こそ決めてくれるはず!

*roll*おおお! 9,7,10で26!!

「あれ? 俺またなんかやっちゃいました?」……じゃなくて、

「リコ様!?」リコ様がダメージを食らって倒れそうになっている姿を見て、彼の中でリコ様との思い出が駆け巡ります。彼女に対する想いが溢れてきて、「(俺は、まだ、あのときの借りを返していないんだ!!)」と、彼にとって一番大切な出来事が浮かんだ瞬間、彼の中の何かがプツンと切れて、渾身の一撃を悪魔像に叩き込みました。

システム的にはもう使わないかもしれないですが、ここで【フラグ:借り】を回収させてください。(現在RBP2)



リコ:一体リコはルイくんに何をしたんだろうね?



ルイ:こういうこと、やった本人は大概覚えてないものなんですよ。



GM:ルイくんのフラグ回収、OKとしましょう。

「馬鹿なぁ!! ただの人間ごときに、この、私がァ……ッ!」

ピシピシと悪魔像にヒビが入ります。

「そ、そうか、聖女だけでなく……ゅう…ゃ…ま、で…………」

言い終える前に悪魔像は砕け散り、側で伏していたユルゲン男爵は灰となって消えていきました。

同時に、リコさんの体を蝕んでいた熱が冷め、あなたの身体はようやく破滅のイヤな感じからは完全に解放されたのでした。


まずはFPの回復を行いましょう。

破滅ポイントの初期値は45だったので、4D10の回復を行ってください。



リコ:*roll*あのぅ……1,4,10,1で16回復なんだけど(FP2→18)。今回は10があるけど、1が2つもあるよ!?w



ルイ:*roll*3,10,10,5の28回復ですね。全回復です(FP23→35)。



GM:皆さん出目がいいですね!! 8個のダイスで10が3つなんて!



リコ:そだねー^^

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ