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みんななかよし!  作者: 結城コウ
7/8

みんな違って、みんないい

「なんだ、生きてたか」


「ま、ますますひどいな~」


「死んでたほうが、身ぐるみくらいははげたんだけど」


「さらに、ひどくなってないかい?そもそも死体のセーラー服なんて着たいのかな?」


「なに言ってるの、火種にするだけよ」


「人の脂がしみてるとよく燃えるよな」


「もう、そんなにボクを亡きものにしたいのかっ!」


「ボク?」

「ボクっ娘?」

「イタイ子じゃん」


「ほっとけよ、そんなところに喰いつくな!」


「絶滅危惧種かと思ってたけど、世界が滅びても生きてたんだな」


「ほら、ぶりっこってしたたかだから」


「あー……」


「そんな話はいいから、助けてよ!」


セーラー服――もとい、ボクっ娘は手をパタパタと振った。


「えー?」


「助けてなんか、なるのか?」


世界(わたし)のために滅びなさい」


「キミらに人の心はないのかッ!特に最後に言ったヤツ!」


「助けるったって、助けてなんかあんのかよ?」


「ふ、ふふ……そんなこと言っていいのかな?」


「うん?」


「このままだと、大変なことになるんだよ?」

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