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みんななかよし!  作者: 結城コウ
6/8

助け合いのせいしん

瓦礫で崩れてた入口を避けて、逆に裂け目の隙間から、校舎に入った。


「あ、ねずみの死体」


「やめとけ、流石にドブネズミは焼いても喰えねぇ」


逆に都会じゃなければ、食べれたかも知れないな、と思った。


「アルコールに漬けたら、いけないかしら」


「それは酒のほうが勿体無い」


「それもそうね」


瓦礫が満ちた通路を抜けると比較的無事な廊下に出た。


「とりあえず、普通の教室はあと回しだな。職員室か家庭科室が無事だといいんだが」


そう言ってると、妹が袖を引っ張ってきた。


妹の方を見ると妹は前方を指差した


「ねぇ、あれ」


妹の指さしたほうを見るとセーラー服の少女が倒れてた。


震えている、見たところまだ生きているようだった。


「ほっとけ。助けられんし、助けたところで、余計なことになるだけだ」


「そうじゃなくて、なんか持ってないかな?」


「さすがに、なんも持ってないだろ」



「た、たはは~、ひどいなぁ」


前方から声がした少女はまだ生きているようだった。

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