プロローグ
初投稿です。
お手柔らかにお願い致します。
「まみー、おなかへった、、、」
そうだね、私もお腹減ったよ。
「まみー、木がいっぱいだね。」
そうだね、さっきまで普通のアスファルトの道を歩いてたんだけどね。
「まみー、ここどこ?」
どこかな?まみーもわからないよ、、、
「ねー!まみー!おへんじしてよ~。」
「、、、か、、、勘弁してください、、、」
「えー、なに?なに?ね~?」
────────マジかーーーーーー、、、
のっけから呆然としてしまいました。
ココハドコ?ワタシハダレ?
思わずお約束を呟く。
ここはどこかわからんが、とりあえず木がいっぱい生えてます。
私、珠洲斗潤と書いてスズ トオルと読みます3回目の年女。
そしてさっきから私を見上げ、右手と手を繋いでいるのは可愛い可愛い宝物のマイサン有理と書いてユウリくん年長さん。
おかしい。
いつものように保育園の帰り道、有理とお手手繋いで帰宅中、ふと、有理が手を引くので何となく電信柱と壁の間の狭い空間を通ったら、そこは木がいっぱい生えた森?の中でした。
あれ?っと思って振り返っても、木がいっぱい生えてて、膝くらいの丈の草がいっぱい生えてて、、、アスファルトやら住宅街やら電信柱やらが無くて。
あれ~?
これなんか知ってる。
ていうかあり得ないでしょ。
なんで私?
いやでもまさかね。
あはは、あははと現実逃避してる私の横で有理がその辺の石拾って「キレイな石~」とか言ってニコニコしてる。
さすが幼児。
いつでもマイペース。
いやでも、これ、どうしよう。
どうしたらいいの。
「いったいどこやねん!ここは!」
思わずでっかい声で言ってしまったのは、仕方ないと思うんだ。