表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虫から始める魔王道  作者: 稲生景


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/340

5話 新たな仲間

 ミミズさんは落ち込んでいた。


「《笑》て……元魔王はまだわかる、元魔王は! じゃがその次の《笑》ってなんじゃ!? 称号にまでバカにされとるとは……しかも名前まで“ミミズさん”になっとるし!?」

「……で、二つ目のスキルのことなんですけど、早く教えてくれません? もうめんどくさいんで」

「め、めんどくさいじゃと!? やはりおぬしには人の心というものがないのか!?」


 ――いや、人以前に私は今、虫なんだけど……


 ミミズさんは咳払いして、気を取り直すように言った。


「ゴ、ゴホン! よいか、おぬしに譲渡したユニークスキル――《昆虫召喚サモンインセクト》を使うのじゃ! やり方は《鑑定》と同じじゃからな!」

「わかった……《昆虫召喚》!」


 私がスキルを発動すると、目の前に魔法陣が出現し、まばゆい光を放ち始めた。


 おお! よくわからないけどすごい! 一体なにが召喚されるんだろう?

 私はワクワクしながら、魔法陣の中心を見つめた――



 カッ!



 光が弾けたその中から現れたのは……卵だった。


 ただの卵ではない。全長30センチほど、黒い外殻に覆われている不気味な卵だ。

 私はすぐに《鑑定》を使ってみた。







 ステータス


 名前:なし

 種族:昆虫インセクトエッグ

 レベル:なし

 称号:なし

 ユニークスキル:絶対防殻シェルター








 ……そのままだった。


 卵を見たミミズさんは満足げに頷いた。


「うむ! 大成功じゃ!」

「え、これで成功なの!?」

「うむ! 《昆虫召喚サモンインセクト》で召喚できるのは、この《昆虫インセクトエッグ》だけなのじゃ!」

「はぁ!?」

「だがしかし! この卵は《昆虫召喚サモンインセクト》でしか召喚できん……つまり唯一無二のスキルなのじゃ!」

「そ、そうなんだ……で、これは何の卵なの?」

「知らん」

「え?」

「《昆虫インセクトエッグ》はな……孵化するまで中身が何なのか誰にもわからんのじゃ」

「はいぃ!?」


 ――つまり、何が出てくるか分からない謎の卵を呼び出すだけのスキルってこと!?


「さらにじゃ! このスキルは三日に一度しか使えん!」

「糞スキルじゃねえかッ!!」

「く、糞スキルじゃとぉ!? これはな、魔蟲王である儂だけが持っていた特別なスキルなのじゃぞ!? それを糞呼ばわりとは何事じゃぁっ!」

「いや、百歩譲って糞スキルじゃないとしてもさ、さっき鑑定で見た《全属性耐性EX》の方を譲ってくれよ!」

「バカかぬしは!? ユニークスキルとエクストラスキルでは格が違うんじゃぞ! それをおぬし、糞スキルとか言いよってぇぇぇぇ……!!」


 私とミミズさんが口論しているその間にも、《昆虫インセクトエッグ》は――ほんのわずかに、ぴくりと動いた。

次で新キャラ出ます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ