表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

召喚された神のお世話係に任命されました

作者: 井上さん
掲載日:2026/04/11

短いです


何故シヴァ神なのかは読めば分かります

 神のお世話係に任命された私は、王都の神殿に向かった。

私は、何故か神殿から選ばれた巫女で、それまでは地方の教会で生活をしていた。


 神を召喚するとかで、私がお世話係に任命されたのだ。


よく分からない。何故に私?

お世話係とは?



 私は、転生者だ。でも一般市民の振りをして、ひっそりと暮らしていた。



王都の神殿に着いた。中に入る。


祭壇の周りには、沢山の白マントの司祭や司教がいて、祈りを捧げていた。



「ただ今より、神を召喚する!」


 中央の偉い人が、両手を上げた。



ドド〜ン!!!!!!



 物凄い音が鳴り響いた。


びっくりして、目と耳を塞ぐ。


しばらくしてから目を開けた。


 祭壇に、柴犬が鎮座していた。


「…犬?」


「シヴァ神ではないのか?」


 司教達がざわめく。


「間違いなく柴(犬)ですね」


 私は言った。日本人だった私には分かる。


紛れもなく柴犬だ。しかも黒柴。


「おぉ~!神よ!」


 司教達が跪いた。


「とりあえず、お世話係、お世話しろ」


 偉い人に言われた。


「神に何をお供えしますか?」


 私は聞いてみた。


「お供えか…」


「何が良いか?」


「まず水を…」




 生肉ではなく、焼いた肉をあげる。


部屋は広く、クッションやおもちゃを用意する。


など、私が言うと、とある司祭が


「お前の望みでは無いのか?」


 と、疑いの眼差しで見てきた。


「では、私はお世話係を辞めます」


 腹が立ったので、私は、神殿の出口に向かって歩き出した。

勝手に任命して、難癖つけるな。


「ま、待て!分かった。用意しよう」


 司教や司祭達が慌てて、私を引き止めた。


私は、神の為に用意された部屋で、柴犬と一緒に暮らす事になった。

簡素なベッドと簡素なテーブルとイス。


 司教達の部屋はもっと広くて豪華なのにね。


ま、すぐに噛み付いてボロボロになるだろうけど。



 食事も、朝昼晩パンが1つと具の無いスープだったから、祭壇の前で


「あぁ…神よ…お腹がすいて、歩けません。食事に…野菜と肉が欲しです…」


 と大声で祈った。


柴犬は、キュンキュン鳴いた。


散歩に行きたいらしい。


 私は、柴犬を抱きしめた。


「神よ…散歩に行けずに申し訳ありません…」


 祈りの後、神殿には野菜や肉が寄付されたらしい。

その後の食事から、野菜と肉が出た。




 その後も


「おぉ…神よ…ブラシが無く、毛並みを綺麗にする事ができなくて申し訳ありません…」


 と、祭壇の前で祈ると、翌日には沢山のブラシが寄付されるなど、必ず願いが叶った。


 柴犬は、ブラシで綺麗にしてあげたら、フワフワの毛並みになった。


 私は、毎日の祈りで


「新しいおもちゃを〜」


とか


「犬用オヤツを〜」


とか祈った。



 お陰で、私と柴犬の生活はだんだん豊かになっていった。




 神殿に来る迷える子羊達は、私に悩みを話し、柴犬を撫でると元気になった。

後日、悩みが解決しました!とお礼に来る人が増えた。



 柴犬は、本当に神なのかもしれない。



柴犬はいいぞ。


読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ