難儀な人々 ~お金の管理ができない人~
「宵越しの金は持たねえ」お金に執着しない江戸っ子の言葉であるが、これには訳がある。
江戸では度々火災に見舞われ、何かを貯めたり築いたりしても燃えて何も残らないのも一因とされている。
お金を派手に使ってしまう。生活の事を考えずに度を越えて使ってしまい、生活必需品以外の出費で借金を繰り返ししまう・・このタイプ。
例えば、度を越えたパチンコ依存症やホストクラブ通い等、こういったものでお金を使いたがる人が要注意だ。お金がなくて本人だけが困るのならいいけれど、借金を返すために思いもよらない方法でお金を稼ごうとする。それが難儀な人の特徴。こういった人を見るたびに、明日村氏のこの言葉を思い出す。
明日村氏のいう「目で見て分からない、発達障害の方の場合は違います。家族を含めたいろいろな人を、いろいろな意味で、巻き込んでいく可能性があります。問題が生じると、ありえない手段で、一般的ではない手段で、問題を解決しようとするんです。」
そう、手っ取り早く楽にお金を稼ごうとして、強盗をしたり、詐欺を働いたり、闇バイトに手を染めてしまう・・・・要するに地道に稼ごうとしない。
いつも思うのだけれど、そういった障がいの気がある人は物凄く、面倒くさがり屋なんだな・・・と感じる。
明日村氏が衝撃を受けたドキュメンタリーの本「19歳」の犯人(のちに死刑)も金銭管理ができず、強盗殺人という形で自分の人生に幕を下ろした。
そしてこういうタイプの難儀な人は ”ことが起こるまで” その見えない障がいは気づくことができないのだ。