表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

明日村氏の事情

明日村氏のブログを読むと、彼がなぜ独自に発達障害の研究をしているか、その理由が書かれてある。

まず、TV 番組で発達障がいのことを知る。その数年後に、ある少年犯罪のドキュメンタリーを読むと・・・その加害者の特殊な才能が自分そっくりなことから、自分はひょっとして発達障害者なのでは?と疑ったことが始まりなのだそうだ。


犯人は記憶力が非常に良く、一度行っただけの所や、一回会っただけの人について細かいところまで鮮明に覚えている。非常に冷静であり、言葉遣い丁寧かつ礼儀正しく文章力もある。空間能力や観察力も非常に優れていて、極度の潔癖症を持つ。


その他にも共通点はいろいろあった。

その本が明日村氏に衝撃を与え、なぜ彼が今まで度々人間関係において嫌な目にあったのか、親族でなぜ付き合うには困難な人々がいたのかがはっきりと理解できたのである。彼の親族には診断は受けていないものの、明らかに見えない障がいが見受けられたのである。


ただ、世間の誤解を招くといけないのではっきりと断言すると、精神的な障害を持っている人が犯罪を犯す・・・と安直に結び付けられてては問題だ。

その者に暴力性ないと犯罪に結びつかない。もともとの気質に幼児期からの虐待があると凶暴性が芽生え、他人にそれが向くと犯罪になる。それを踏まえて理解していただきたいと思う。


8年ほどのネットでのお付き合いであるが、明日村氏は本当に礼儀正しく、私にキレることもなく私のくだらない洞察や主張に耳を傾けてくれた。今でも大事な師匠である。


そんな彼は多分、己に対し ”自分が犯罪を犯さないように” 彼自信を見張っているだろうが、そんな心配はないと思う。


そうやって良い悪い限らず異質さに自ら気付ける人は大丈夫なのだ。

もっと酷いのは、自分の異質さに何も疑問を持つこともなく、不安にもならない者こそ、重篤な ”なにか” をもっているからだ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ