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ヒロイン?

「なんてな。半分冗談だ」

 ……半分は本気じゃん……

「ただ、この姿を見られるわけにはいかないのは、本気の本気だ」

「誰かに命を狙われている、とかですか?」

「いや、そういうわけではないが、とにかく見られるわけにはいかない。

 だから君の口が硬いことを期待しているぞ」

 どうしても理由は言わない支部長。

 そしてオレに釘を刺すその表情は、口角こそ上がってはいるが、一切笑っていないその目……

 これ、誰かに喋ったら本当に命がない……しかもただ命をとるのではなく、オレの魔力を利用できるだけ利用して、搾りカスも残さないほどカラカラにしてから、トドメをさしそう……

「そうだ。狙われているといえば弟くん。

 君は姉系が苦手で好みは妹系と言っていたな」

「はぁ……まぁ」

「ということは、この本来は小さくて可愛らしい私の妹系っぷりに、手を出さずにはいられないだろう?」

 どうやら支部長は大人の姿であっても、少女の姿であっても自分の容姿には自信があるらしい。

 確かに可愛らしい少女だとは思うが、大人の姿は作り物だったので、本当にあの姿に成長するのかは、怪しいところだが。

「……いや……あ……そう、すね」

 オレの好みは歳に関係なく妹系であり、見た目で言えばオレの2、3個年下ぐらいで、現在で言えば15、6歳といったところ。

 ヒノさんはバッチリその範囲に入っているのだが、少女支部長は……どう見ても10歳前後。

 残念でもなんでもなく、オレの妹系センサーには微塵も反応しない。

 ただそれを素直に言ってしまうと、容姿に絶対的な自信を持つ支部長の機嫌を損ねて話が進まないかもしれないし、下手すると無実の罪を着せられてしまうかもしれない。

 なので無理やり笑って応えて見せる。

「ふっ。やはりな。

 これからも私に尽くすのであれば、二人きりの時にはこの姿になってやってもかまわんぞ。

 ただし、私の好感度を爆上げしなければならないがな」

 ……うーん……ヒロインっぽい台詞ではあるんだけど、やっぱり何か胡散臭いんだよな……

 それに好感度を上げるためには、アパート爆散レベルじゃないとダメなんだよなぁ?

 そもそも好みの範囲外なんだし、これが終わったら宿直室から追い出されないために、適当によいしょしておこうか。

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