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ゴブリンの王国 怒りのプリンスとの遭遇

 どうも皆さんガクーンです。

 やっぱり戦闘シーンを書くのは難しいですね。

 では、お楽しみください。

 俺たちがパーティを結成してから、カイル達と大まかな作戦を決めた。


 その作戦とは、まず始めにゴブリンの住処から出てきたゴブリンソルジャー達の数を減らすこと。ある程度数を減らせたと確認出来たら、ゴブリン達の住処へと侵入し、その中にいるゴブリン達を殲滅していくという大雑把な作戦だ。


 フォーメーションはまずロックが前衛で、ゴブリン達の攻撃を引き付け、マナがロックの後ろから槍で援護。隙をついて俺とカイルでゴブリンを倒すという感じでいくことになった。



 それから少しして、ゴブリンらしき集団をバンが発見した。


「みんな、前方約20メートルにゴブリン達がいる。数はゴブリン4にソルジャー2だ。まず、隙をついて俺とカイルでゴブリンを1匹ずつ仕留めて、相手が気づいたらロック、よろしく頼む」

 バンがカイル達に指示を出すと、カイル達はそれぞれ返事し、バン達は静かにゴブリン達の背後へと近づき


「ふんっ!」「はあぁー!」

 バンがゴブリンを頭から2等分にし、カイルがもう一匹のゴブリンの首を深く切り付け、それぞれ仕留めた。そこから少し遅れてゴブリンソルジャー達が自分たちの置かれている状態に気が付くと、すぐにバンとカイルへ襲い掛かってきた。そこへ……


「挑発!! こっちを向け!」

 ロックがスキル、挑発を使いゴブリン達の気を引き付けると、ゴブリン達は標的をロックへと変え、それぞれの得物でロックへと攻撃を仕掛けた。

 その攻撃をロックが盾で耐えていると、


「ロック! 大丈夫? やぁぁーー!」

 マナがロックの後ろから槍でゴブリン達をけん制しながら援護した。

 ゴブリン達がロックに夢中になっている間に、バンとカイルが安全にゴブリンをそれぞれ倒し、残りはゴブリンソルジャー2匹だけになった。


 そこからはゴブリンソルジャー1匹相手にバン側は2人で戦い、怪我を負うことなく戦闘が終了した。



「こんなあっけなく終わるなんて……、さっきまでの戦闘がバカみたいだな」

 カイルが笑いながら皆にそう言うと


「何言ってるのよ、ほとんどバンさんのおかげじゃない」

 マナがカイルにツンツンしながらそう答えた。


「ははっ、一人かけていてもさっきの戦闘はできなかったはずだしさ、一番さっきの戦闘で貢献したのはロックだと思うけどな」

 バンはロックの方を指さしながらそう話した。すると、ロックは


「いやぁー、僕はゴブリンを引き付けることしかできないし……、皆のおかげですよ……」

 そう照れながら答えた。


「でも、このパーティならある程度は安全に戦えるから大丈夫だとは思うけど、戦闘は何があるか分からないからね、周りに注意しながら敵を探そう。もし、敵が接近しているのを見つけたらすぐに知らせること。いいね?」

 バンが皆にそう言うと、カイル達は返事をし、バン達は新たな敵を求めて森の中へと進んでいった。




 ~その頃のクリス~

 クリスはゴブリンキングの住処へと足を進めていたのだが、道中に気になる建物を見つけ、足を止めていた。


 その建物は他の建物よりも異様に大きく頑丈に作られており、その建物の入り口には何かのモンスターの牙を首から掛け、ゴブリンソルジャーよりも一回り大きく筋肉質な、ゴブリンらしきモンスターが2匹、建物を守るように佇んでいた。


 クリスはその光景を物陰から観察すると


「あいつらは……、ゴブリンエースか? 何故こんなところにいる?」

 そんなことを呟き、クリスは自分の得物である、白く輝く槍を手にし目にもとまらぬ速さでゴブリンエースの元へと近づき、槍を横に振り、2匹同時に両断した。


「うん……、やっぱりゴブリンエースだ。でもなんでゴブリンエースがこんなところにいる? こいつ等は普通ゴブリンキングなど、重要な奴らの警護に付いているはずなのに……、まさか!」

 クリスは何か思い当たることを思い出したのか、急いでゴブリンエース等が守っていた建物の中へと入っていくと


「ここは……、っ! まさかこいつがいるとは……、もしかしたら大変なことになる」

 クリスが見つめていたのは、ゴブリンよりも遥かに大きく、丸々と太ったゴブリンがゴブリン達に世話されている光景であった。


「大変だな……、ここのゴブリンの集落にはすでにゴブリンクイーンが誕生しているとなると、もしかしたらあいつが生まれているかもしれない。これはうかうかしてられないな。早くゴブリンキングを倒して、探しに行かないと」

 そんなことを呟き、クリスは槍を頭上へと掲げた。


「その前に、ここをどうにかしないとな。でもな、一匹一匹倒してまわるのも大変だしな」

 そう言うと、あるスキルを口にした。


「雷槍……、スカルニクス」

 その言葉を口にした途端、槍の先端に光輝くエネルギーが溜まっていき、人間の頭ぐらいの大きさになった時、クリスは手に持っていた槍を天井へ投げると、槍は天井へすぐ届き、天井へ衝突した瞬間に槍の先端へ溜まっていたエネルギーが爆散し、ゴブリン達へとめがけて天井の破片やイナズマが襲い掛かった。

 

「グギャァァァッッッ!」 「グギョッッ!」 「ギョアァァァー!」

 イナズマに感電するゴブリンや、天井の破片に潰されるゴブリンで辺りが埋め尽くされ、ゴブリンクイーンも天井の破片に押しつぶされその場にいたゴブリン達は全滅した。


 クリスがその建物から急いで脱出すると、少し時間をおいてその建物は倒壊した。



「建物内であのスキルを使うんじゃなかったな……、戻っておいで」

 クリスがそう言うと、先ほど投げた槍がクリスの手に飛んで戻ってきた。


「今度からは建物内では使わないことにしよう…、うん、そうしよう」

 そんなことを呟きながらクリスはその場を後にした。




 一方その頃、バン達は順調にゴブリン達を倒していき、その数が20を超えようとしていたある時、異様な跡を発見した。


「皆、ちょっと止まって」

 バンがその光景に違和感を抱き、カイル達を止めた。


「どうしたんですか?」

 カイルがそう聞くと


「この跡さ、なんかおかしくない? ゴブリンにしては足跡が大きすぎるし、ここの木についている傷跡、これって手跡じゃない?」

 バンが疑問に思ったことを皆に伝えると


「ホントですね。なんか、イラついてここの木を握ったような……」

 そうマナが答えた瞬間……



「ギャウラァァァッッッ!」

 バン達背後には、バンが以前戦ったジャイアントゴブリン並みの大きさで、筋肉質なゴブリン? が仁王立ちしていた。そのゴブリンは元は冒険者が持っていたであろう血まみれの大剣を手にしており血走った目でバン達をにらみつけていた。また、その背後にはクリスの所にもいたゴブリンエースが2体立っていた。


「これはヤバイ! 皆! 逃げよう! 俺が最後尾につくから、カイルが先頭に立って森の中へ……」

 そう言いかけたバンは、カイル達を見て、言葉を失った。


 カイルとロックは正気を保っていたのだが、マナはそのゴブリンを見てがくがくと震えていたのだ。


 マナ大丈……とバンが言いかけた瞬間、カイルが


「マナ! しっかりしろ! バンさんがいるからダイジョブだ!」

 そう叫んだ。すると、マナの震えが収まり、急に喋り出した。


「あいつは、ゴブリンキングと風貌が似てるんです……、ゴブリンキングは動物の骨を頭にかぶってますが、あそこにいる奴はかぶってないだけで、ゴブリンキングと凄い似ています。だから、あいつはゴブリンプリンスってやつなんだと思います。それで私、それを考えた瞬間震えが止まらなくて……、私……」

 マナがそう話すと、バンは


「大丈夫、大丈夫、俺たちは大丈夫だから……、皆。もうわかってる通り、あいつらは俺たちを逃がしちゃくれないだろう。今から逃げてももう遅いだろうしね、覚悟決めてあいつと戦おう」

 バンがゴブリンプリンス達へ剣を向けてけん制しながら話すと、マナが


「ごめんなさい。私が逃げるの遅れたから……」


「もう過ぎたことはしょうがないから、今はあいつらをどうにかしよう。俺がプリンスを引き付けるから、皆はもう二体をよろしく頼……」

 バンがそう言いかけた瞬間、ゴブリンプリンスとゴブリンエースは痺れを切らして、バン達に襲い掛かってきたのだった。

 お読みいただきありがとうございました。

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 次回もよろしくお願いします。

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