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サドンリブ4
僕は、何て反したらよいか分からず、車中は、ボリュームが小さくなっているカーラジオが異様に際立って鳴り響き、そんな中、渋滞が緩和され、少しずつ車が動き出していく。
僕は、そんな時に言った。
「…近くに小学校のグランドがあって、夕方になると小学生のサッカーチームがハツラツと練習している光景をたまに見てね……何人か女子がいるんだ。男子に負けず劣らず練習してるんだけど高学年くらいかな……ボーイッシュなんだけど、やっぱり女の子なんだよね…。」
車がスムーズに動き出すと同時に、助手席の男が言った。
「…おまえ、もし、そのコたちに、狼になろう素振りを俺が感じ取った日には、殺してやるからな…。」
「違う、ならないよ!ならないから、絶対に、そうは、ならないから!!
僕は、基本、活発なヒトが好きで、君のお子さんのように、やっぱり女の子はカワイイネ♪っていう、ただ、それだけの話だよ!!」
「…ムキになるのが、益々アヤシイ…」
「あ、怪しくない!!
本当に、君って…」
まだ明るい午後の昼下がりを車中、賑やかしげな車が行く。
その車のドライバーは、笑いながらも、心中、隣の友達を無事、帰宅させなきゃ♪と極めて安全運転に徹していた。
(おしまい)




