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サドンリブ 2
笑いを止んだ彼は、アッケラカンとした口調で僕に語った。
「お前は、俺にとって、ありがたい存在でさ。
まぁ、なんて言うか、誤解せず聞いてほしいんだが、何でも実に話せるというかな……これでも、お前のこと、色々と応援してんだぜ!
その上で聞いてくれよ。
俺は、今、幸せなんだ。
良き妻と、まだ小さい可愛い子供を持ち、名ばかり管理職と言えど職場ではチーフみたいな地位にいて、やりがいのある仕事をしている。
でさ、
仕事で大変なことがあれば、まず家族が頭の中に浮かんでくる。
そんでさ、決して、お前と全く同じ感じの奴らとは言わないけど、ちょっとキツいこと、無理してやってほしいことは、同僚や部下の、お前のようなオーラを持った奴らに頼んだり、御願いして場を凌ぐことが多々あるんだ」
彼は、キリッとなって、僕を見て話を続けた。




