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第1話
今回含め15回目のバレンタインデーも義チョコでさえも貰えなかった俺、錬夜は学校からの帰り道、相変わらず「独り」で愚痴をこぼしていた。
「もうここまで来ると、2/14は俺に関係ない一日になってきたな」
俺の学校のクラスの人数は30人。
今日、クラスの女子が持ってきたチョコは10個多い40個。
10個多いのにもかかわらず、俺と持ってきた女子以外の28人にチョコを配り、隣のクラスメートに12個渡しに行く程俺は目立たないらしい。
そう。俺には普通にしているだけで存在感がなくなり、猛アピールしているのにもかかわらず存在感が薄いという素晴らしい才能をもっていた。
「さて、明日も学校頑張るか」
そう言おうとした瞬間、
「危ない!」
という誰かの声が聞こえた。
周りを見ると、目の前にトラックが。
残念なことに、トラックの運転手は俺に気づいていない。アクセル全開である。
「ッ!」
全身の筋肉が強ばって動けなかった。
この小説は、
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