表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話「『外』からの来訪者」

魔界、誄豆市。

魔界東部の中心都市にして、魔界第2の年の座を舞雪特別区と争い続ける大都会である。

幻想郷・博麗神社と神綺魔界城市・魔界城を結ぶ神綺街道と、最近開通した誄豆市・誄豆JCTと夢幻世界・来見JCTを結ぶ幻夢魔界自動車道の分岐点として、最近は中心部だけでなく西部の再開発も進む。

そんな誄豆市から、神綺街道を東方、博麗神社方面に向かう女性の姿が。

「んーっ、久々に人間界に行くわね…楽しみっ♪」

彼女こそ、ルイズ・マーガトロイドその人である。

ルイズは旅好きの魔界人。同じ魔界人のマイユキやサラ、アリスなどには「ルイ(ねえ)」と呼ばれ慕われている。

そんな彼女が神綺街道を歩いていると、何かを見つけた。

「あら?…旧型の…バス?幻想郷(あっち)から来たのかしら…?

──いや、違うわね。サラちゃんが通すとは思えないし、ナンバーが『諏訪』…

それに、中にいる人、魔界人じゃなさそうだけど幻想郷の人間にしては服が変ね…

……まさか、『外』から魔界に迷い込んだっていうの…!?」

ルイズは()()に近づく。手馴れた感じで車内に入り、声を掛ける。

「貴方、大丈夫?話せる?」

「んぅ… はっ!? お、お客様、どうされましたか!?」

「…私は客じゃないわ。それより、貴方、魔界の人?」

「まかい…?」

「じゃあ…幻想郷?」

「…げんそーきょー?」

「あぁ…分かったわ。……これから私の話すことは、ちょっと衝撃的かもしれないけど…一旦落ち着いて聞いてね?

──ここは、魔界。貴方の住む世界とは違う、言わば【異世界】ね。貴方はこの魔界に迷い込んでしまったみたいなの。

…私はルイズ。通りすがりの魔界人よ。…貴方の、名前は?…って書いてあるわね。優斗さん…でいいのよね?」

「は、はい…」

「ふふ、混乱してるわね…。そりゃあ誰だって突然『貴方は異世界に迷い込んだ』なんて言われても困惑しかしないもの、無理もないわ。

とりあえずここじゃ何だし、私の家に来なさい?ゆっくり休んでいくといいわ。

あぁ、運転なら慣れてるから大丈夫よ。優斗さんはちょっと休んでなさい?

…ん?家?ここからすぐよ。1kmくらい先、誄豆市の東細目って所にあるから。どうせ私の他に誰も居ないし、私に任せなさい♪」


5分ほどで、ルイズの自宅に到着する。かなり大きな一軒家で、本当にルイズ1人で住んでいるのか疑問に思えるほどである。

「入っていいわよ。…緊張してるの?」

「ええ…まぁ。」

「緊張しなくていいのよ♪もっとリラックスしなさい?」

「は、はい…」

「もう、硬っ苦しいわね…ほら、タメ口でいいから。どうせ住むところもないだろうし、正直この家1人じゃ広すぎるし…暫くここに住むといいわ。ね?」

「…わ、分かった…ありがとう…!」

「どういたしまして♪

じゃあ、とりあえず状況の整理をしましょう。

…でもまだ落ち着かないでしょう?落ち着くまで、そこのベットで横になってなさい♪」

案内されたベットに体を預ける。

寺島は深い眠りに落ちていった…

これも次回はまだ未定です。




…夢幻少女日記シリーズ共々かなり気まぐれな更新になりそうです。しばしお待ちを。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ