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噂その④『ミラーハウスでの入れ替わり』

ソウスケ「アオツメグサ」

「それは、世界に一つだけ存在する、」


「薬草だ」


「食べれば空腹は満たされる」


「すり潰して塗れば傷は完治する」


タクヤ「…」


⁇「驚かせてすまない」


「私の名は里村 英二という」


タクヤ「よろしくお願いします」



…なるほど


商品とはこの事だったんだな


裏世界に向けてアオツメグサを売り出す為の場所…


それが、裏野ドリームランドの本来の姿だったんだ


そして、その残りを拾いに来た者は…


今も何故か園内にいる




【タクヤ】本で得た莫大な知識を持つ

【ソウスケ】家庭の環境から、裏世界に詳しい

【夢】今まで10人を殺した殺人鬼

【里村】ソウスケの父の部下で、ヤクザ



二手に分かれよう


タクヤはそういった


「全員の体力を消耗するのは嫌だし…」


「そしてせっかく4人になったんだ」


「サクサク進めるためにな?」


チーム①【タクヤ】&【夢】

チーム②【ソウスケ】&【里村】


3人「了解」



ソウスケ「…殺人鬼」

「話がある」


夢「何?」


ソウスケ「お前は、『観覧車までの答え』を」

「知ってるんじゃないのか?」


夢「ええ。知ってるわ」


ソウスケ「教えてくれないか?」

〔…裏世界が関わっている以上、あまりタクヤに迷惑をかけたくない…〕


夢「あげれるもんならあげたいわよ」


「でも、あの時は…」


「私を捕まえようとしていた人たちから逃げるので、精一杯だったからね…」


「私は記憶をなくしている」


「『おそらく観覧車の力で』」


ソウスケ「観覧車…か」


「なら、いい」



チーム①は、ミラーハウスへ



夢「おじゃましまーす…」


タクヤ「…ここは明るいな」

「まるで光が閉じ込められたように」


トン…トン…


‼︎


夢「足音だよ!お兄ちゃん!」


タクヤ「ああ!」


〔…来やがれ!〕


⁇「ふふふーん…」


「‼︎なんだてめえら!」


気づいたか…!


タクヤ「バッヂが違う…攻撃対象だ!」


ババッ


ドガ


⁇「うげえ」


ドサッ


夢「おーすごーいー」


タクヤ「やはりいたか…」


「このミラーハウスに…人が」


夢「かわいそうにね〜あの人の人生」


タクヤ「ああ…そして、ありがたいことに、」


「露呈されてしまったな」


夢「?何が?」


タクヤ「向こうの方にある鏡、この人の銃で破壊されてる(つまり、あの人は攻略できたはず)」


「でも、この人は口笛を吹いていたけど、ここから出ていなかった」


「ということは、出る必要がなかった…」


「逃げるぞ夢ちゃん!」


夢「何処に?」


タクヤ「?…‼︎」


玄関は…何処だ⁉︎


しまった…!


扉の裏側に鏡があったのか!


夢「どいてお兄ちゃん!」


ガチャッ


タクヤ「夢ちゃん、それは銃…


バギュンバギュンバギュンバギュン


夢「!やっぱり…!」


タクヤ「何してんだ⁉︎」


夢「お兄ちゃん、この壁、防弾だよ!」


タクヤ「なぁ⁉︎」


〔では、銃で切り抜けることは不可能…⁉︎〕


「ヤバイな…走るぞ!」


夢「うん!」


バリーンッ‼︎

バリーンッ‼︎

バリーンッ‼︎


タクヤ「あ…あれは!」


夢「スタンプだ!」


2人「よ…」


「良かったああああああああああ」


……5分後


夢「なんだー、何もないじゃん!」

「謎も、絶対じゃないんだねー!」


タクヤ「ふふ…そうだな」


「別人のようになってるわけじゃないしな…」


〔別人…別人…うむ、ない〕


僕らは大丈夫だ。


そしてその道を来る2人も…


夢ちゃんのいう通り、謎も絶対じゃないということか


おっと、ちゃん付けはいけないな


なんせもう銃も撃てるんだか…ら…


は…⁉︎


“どいてお兄ちゃん!”


“この壁防弾だよ!”


“多分死んでるよ”


待っ…


「まてよ!」


…気づいたら、叫んでいた。


『気づいたら』


夢「そっかー…」


「わかっちゃったんだ」


…その時、背筋が凍った


タクヤ「確かに別人になったな」




信じたくない

まさか敵かもしれないなんて

人の敵かもしれないなんて




「怪奇現象改め、『予言』ってところか…お前の」




本当だった…

露呈された…




「なあ?殺人鬼」

タクヤは、震えていた

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