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オーバーザライン
「ふー、ふーん」
「ずいぶんと立派なバラの花ね。何色の花が咲くの。」
「何色でもいいの、ねぇ、恋夜君。何色が好きかな、赤かな、青かな、」
「侑季は、何色が好きなの。」
「恋夜君が好きな色。」
「そっか、それじゃ聞かないとね。」
「葵ちゃんその髪」
「うん、白くなっちゃった。でも、心配しな、」
「綺麗、月の光で、キラキラしてる。」
あぁ、そうだ。この無邪気な笑顔、これが見たかった。
私の願いはただそれだけ、身に過ぎた事。きっと私は間違えているでも、それでもいい。
「ありがとう、ねぇ、侑季。」
「何?」
「恋夜君との結婚式。私も呼んでくれる?」
「?当たり前じゃない。葵ちゃんは私の一番の友達だよ。これからもずっと」
もう十分だ。どんな結末になっても私は後悔なんてしない。
ただ願わくば、少しでも長く、侑季の笑顔を、




