表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/43

女子会!

「婚約おめでとう!」

金曜日の夜、理子とグラスを合わせる。今夜は理子の家に泊まって“独身のうちにやっておきたいことを話し合う飲み会”なのだ。

「ありがと。…さて。やっておきたいことかあ…。」

「まず、このような会は、今のうちにたくさんやっておきたい!」

「賛成!」

「あ。旅行も!ショッピングも!」

「いわゆる女子のお出かけ系だよね。」

「結婚したら、友達と遊びづらくなりそうだよね。…でも、いいなあ。私も早く結婚決まらないかなあ。」

「俊介くん、何も言わないの?」

「すごく優しいし、うまくいってると思うんだけど、結婚のことは何も…。」

理子がさみしそうに言う。

「そうなんだ…。」

「怜羅の方が、後から付き合い始めたのにね。いいな〜。」

理子は酔いが回ってきたようで、急にホワーンとしだした。実は怜羅も少しずつホワーンとし始めている。

「ねえ、理子ォ〜?私たち、それぞれ、辛い思いなどなどしてきたワケじゃない?」

「そおねぇ〜。」

「でしょでしょ?もうお互い、幸せになってもいいんじゃなぁい?」

「そうだそうだ!」

「だからァ、きっと、理子も、もうすぐだよー。」

「そっか〜。信じるよー。ところで怜羅ァ。俊介が私の他に呼び捨てする女子ひとは怜羅だけなんだ〜。複雑なのぉ〜。」

「そっか〜。多分ソレはおにいちゃんのまわりの人が私を呼び捨てするからァ〜。その流れだと思うけどな〜。」

「そうなのかな〜。俊介の口から“怜羅”って聞くたびに…。」

「そっか〜。気になるんだよね〜…。うっうっ…。」

酔って涙ぐむ理子。怜羅もつられて泣き出す。

「俊介も怜羅も、信用してるはずなのに…うっ…。嫉妬ヤキモチは汚いね。…うぅぅ…。」

嫉妬ヤキモチやいてるときって悲しいよね〜…うぅぅ…。うっ…うっ…。」

この会の最初のテーマは五分足らずで終わり、深イイとも言えない、他愛のない会話で夜は更けていく。女子会はいつでも楽しいが、泣きが始まると、しばらくは泣く話題が続く。


「よーし!とことん飲むぞ〜!怜羅!もっと飲んで飲んで!」

泣きから回復した理子が次のお酒を運んできた。

「かしこまりましたァ〜。」

ぐいっとグラスを開けると、理子が注ぐ。怜羅も理子のグラスに注ぐ。

「かんぱ〜い!」

乾杯しながら笑い、グラスを開けるうちに夜は更けていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ