表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/43

ブライダルフェア。

「お料理は、せっかくだから、このコースでどうかしら?」

「そうですね。これなら皆さんにご満足いただけそうですね。怜羅、どう思う?」

「知らな~い。どうせ花嫁わたしは食べられないんだもん。」

「またそんなこと言って。」

お互いの母親を引き連れてブライダルフェアに来ているのだ。

料理に関しては、新郎はともかく、新婦は食べていられないので、怜羅は無関心だ。

料理は母親コンビに任せて、怜羅たちは引き出物のコーナーに行く。

「こういう可愛い食器がいいな。」

「俺の友達にこんなの渡せねえよ。」

ピンクの食器を見て、智也が困った顔をする。

「これは?」

ブルーを基調にしたキレイめな皿のセットを指さす。

「お。これ、いいな。」

「ちょっと!あんた達。親戚の人、若い人ばかりじゃないのよ。」

母親コンビが乱入してきた。

「こういう、ずっと使えるものにしましょうよ。」

渋すぎる和食器を手にうなずく母親コンビ。

…そんな年寄り臭いの、友達に渡したくない!

「あの。親戚と友人で引き出物の種類を変えませんか?」

怜羅が提案するが、あっさりとスルーされる。助けを求めようとしたら、隣にいたはずの智也がいない!慌てて探す。早くしないと、決定されてしまいそうな勢いだ。

小走りに会場を探すと、シャンパンタワーに見とれている智也を発見。

「ちょっと!すぐ来て。」

びっくりしている智也を引き出物コーナーに連れ戻しながら手短に説明すると、智也がみるみるうちに怖い表情かおになる。

「お袋に文句言ってやる!」

「ちょっと、そんな…。」

「おい!そんな年寄り臭いの、友達の手前、渡せねえよ。親戚と友達は別々のものでいいだろ!俺たちの立場も考えてくれ!」

智也の一言であっさりと形勢逆転。怜羅の意見が採用された。

次は智也が怜羅を、シャンパンタワーやウエディングケーキのコーナーに引っ張って行く。

「どれも綺麗だよな。」

「そうだね。あ!鏡開きがある!」

「シャンパンタワーもいいけど、これもいいな。」

「でも、洋装で鏡開きってピンと来ないな。」

「和装も着るか?」

智也がニヤリと笑い、母親コンビを呼ぶ。

「鏡開きやりたいから、和装も着たいんだけど、衣裳、追加していい?」

「面白そうね。いいわよ。」

「怜羅の和装は見たいけど、ケーキカットして欲しいなあ。」

一同がシーンとすると、智也が笑顔で切り出した。

「多数決で決めませんか?お父さん方も巻き込んで。」

一同が頷いたので、二人がそれぞれの父に電話してみる。

「酒かあ。智也の好きにしていいよ。」

「そんなのがあるのか。面白そうだな。鏡開きに一票。」

結果、鏡開きが3票。ケーキカットが1票。どちらでも良い(智也の母もこちらにカウント)が2票。

和装をプラスして、鏡開きに決定!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ