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牛と犬

それは5才になったばかりの頃、牛の出産を目にして意識がとんだ…


茶色い…多分ジャージー牛が鳴いて、かつての記憶が甦る




治療も延命もせず、独身のまま亡くなったアラフォー女…



高校生と中学生の甥っ子が居た。

二人を連れて、銀行に通帳を作りに行ったのは、余命宣告を受けた日だ。


甥っ子に公平にいくように貯金を移し変えた。



ネットで調べた葬儀費用より少し多目に、それから寄付の分だけ残し、いつしか眠るように死んでいた…らしい



宣告通り半年で亡くなったのだ



目覚めたときに側にいたのは、飼い犬のシリウス


一声吠えて、近くに居たのだろう長めの髪を束ねた2番目の兄・ファラオンが様子を見に来た。



倒れた時のことを聞かされて、顔を蒼くした。


5才児が中型〜大型犬に倒れかかっただけだが、それでも重かろう…


「ゴメンね、シリウス」

そう言いつつ、首の下を掻いてやる。

甘えたように、鼻を鳴らすのが可愛いかったのだ。



その日は、シリウスを離さずに眠ったらしい。


長兄・ノルデは微笑ましいと笑っていたが、今の私には恥ずかしいんだからぁ


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