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2*約束と交換条件

2約束と交換条件


オレは混乱したままのこの状況をなんとか整理しようとした。

オレは何故か今、ファミレスで慶一郎と見知らぬ少女といる。

『探偵少女』こと、愛沢莉子はオレと慶一郎の座る席の向かい側の席で店の中を興味深そうにきょろきょろと見渡していた。

いちいち不思議な行動をとる子だな…。

どこにでもあるファミレスがそんなに珍しいのだろうか。

慶一郎はそんなことも気にせずどこか楽しそうに店員にドリンクバーを三人分注文していた。

「…あのさ…」

オレは沈黙に耐えかねて口を開いてみたものの、何を言ったら、何から聞いたら良いのか分からず言いよどんだ。

「?なぁに?」

そんなオレを彼女はきょとん、と不思議そうに見ている。

慶一郎に至っては面白がってやがる。

クソ、ここの会計は絶対こいつに払わせてやるからな…。

「ええと、愛…沢さんだっけ?」

「リコでいいよ」

「…愛沢さんはどうしてここにいるわけ?」

オレは彼女の無邪気な愛想を無視して問いだした。

”愛沢さん”と呼ばれたのが気に入らなかったのか、彼女は少し唇を尖らせてから、何か考えるように首をかしげてから言った。

「話したいことがあって来たんだけど…」

そう言ってちらっと慶一郎の方に目を向けた。

これはオレに話があると言うことで、慶一郎は邪魔、ということだろうか。

慶一郎もその視線を察したのか、

「あ~…俺もしかしてお邪魔?なら帰ろ…「帰るな!!」」

オレは慶一郎の言葉を遮って、立ち上がろうとしたところを思いっきり引っ張って座らせた。

さすがにこの訳のわからない状態で二人っきりにされてもキツイ。

何より…。

「なんだよ。俺が居たら莉子ちゃん話せないって言ってるじゃん。邪魔者の俺は帰ります~」

いきなり『莉子ちゃん』呼ばわりかよ。

いや、そんなことはこの際どうでもいい。

「邪魔も何も、慶一郎お前が勉強見てほしいって言ったからここに来たんだろう。お前が帰ってどうする」

「ああ~そうだったっけね」

さすがの慶一郎もこの状況についていけないのか、いつも以上に締まりのない顔でヘラヘラと笑っていた。

「あ、じゃあ俺飲み物取って来るわ。莉子ちゃんは何が飲みたい?」

「え?」

いきなり話しかけられてびっくりしたのか、愛沢はおどおどしていた。

「え…と、甘くて…口がぴりぴりしないやつ」

どんな飲み物だよ。

オレは思わず心の中でツッコんでしまったが、慶一郎は理解したのか、

「オーケー。カズはウーロン茶とかで良いよな?」

「あ、ああ」

じゃあ、と言って慶一郎はドリンクバーまで、飲み物を取りにさっさと行ってしまった。

いきなり二人っきりにされても困ったもんだな。

さて何から話したら良いものか…。

「今の人…」

「え?」

オレが腕組みをしながら、この先どうしようか考えていたらぽつりと愛沢が慶一郎の背中を目で追いながら言った。

しかし待ってみたものの、それ以上何も言わなかったのでこれでは話が進まないと思いオレから切り出してみた。

「で、愛沢さんはオレに何の話があるんだ?オレは愛沢さんの事悪いけど知らないし、知ってたとしても覚えてない」

「うん、分かってるよ」

「じゃあ何で愛沢さんはオレを知ってるんだ?わざわざ調べたのか?」

「ん~と、そうだけど…そう、じゃない…かな?」

「…どういう意味だ?」

「えと、わたしはかずよし君を知ってるけど、かずよし君はわたしの事知らなくて、でも知らないと困るからわたしがかずよし君の事調べて今ここにいるの」

「……」

何が何だか分からない。何一つオレは愛沢の言っていることが理解できなかった。

どう説明していいのか自分でも分からないのか、愛沢も『え~と』とか『あのね』とか説明になっていない言葉を発していた。

これじゃ何も状況が変わらないな。

オレはため息を一つ大きくついてから話し始めた。

「愛沢さん、その”話”って言うのはあまり人前では話せないことなの?」

「う、うん」

「で、その”話”はオレに関係すること?」

「うん」

「そしてその”話”をするのには時間がかかる?」

「うん!」

言いたいことが伝わったのが嬉しいのか、満足そうな笑顔で愛沢は答えた。

そんな良い返事をされたところで、話が進むどころか何一つ解決出来てないのだが…。

「…悪いけど、時間がかかるなら付き合えない」

「ええ…?」

「来週から期末テストがあるんだよ。俺たちは受験生だから今回のテストは大事なんだよ。今すぐでないと困る話じゃないんだったら帰ってもらってもいいかな」

少しキツイ言い方かと思ったが、嘘は言っていない。

相手は得体が知れないのに何故かこっちの素性は知っている。

はっきり言うと、オレとしてはあまりいい気分の状況ではないのだから仕方ないだろう。

愛沢は少し困ったような顔をしながら、何と言おうか考えながら、何度か言葉にしようとして、それを飲み込んでまたう~ん、と悩んだ。

しばらくその状態が続き、どうしたら諦めてもらえるかオレも考えてみたが、これ以上言ってこんな所で泣かれでもしたら困る。

お互い無言の状態が続いている中、計ったかのように良いタイミングで慶一郎が三人分の飲み物を器用に手に持って戻ってきた。

「どう?話進んでる?」

…明らかにこの状況を楽しんでるな。

しかし正直今はこいつの存在はありがたかった。

「はい、莉子ちゃん。これで良かったかな?」

そう言って愛沢に飲み物を差し出した。

「あ、ありがとう…。これ、なあに?」

「ホワイトウォーターだって。甘いし、炭酸入ってないから大丈夫だと思うよ」

なるほど、口がぴりぴりしない、って炭酸のことだったのか。

「はい、カズはウーロン茶ね」

「あ、サンキュー…」

オレは慶一郎からコップを受け取ってとりあえず一口飲んで落ち着かせようとした。

正直飲んだところで落ち着けはしなかったが、なんとなく気持ちを入れ替えられた気がした。

「で、カズ。話はついたの?」

「何にも。とりあえず、慶一郎は関係なさそうってことだけは分かったけどな」

「なんだよそれ~」

「けいいちろう…君?」

オレたちの会話に愛沢が入り込んできた。

「あ、俺まだちゃんと自己紹介してなかったね。小野田慶一郎。ケイでいいよ」

「けい…君?」

「そ。カズって話しにくいだろう?俺だったらこいつのこと何でも知ってるから聞いてくれていいよ」

「かず…君」

「そうそうこいつは皆からカズって呼ばれてるから、莉子ちゃんもそう呼びなよ」

「お前以外からは呼ばれてねぇよ…」

「けい君はかず君と仲良しなの?」

「そう。幼稚園からずっと一緒の大親友」

「ただの腐れ縁だろ」

「二人は小さい頃からずっと一緒ってこと?」

「そうそう。人生のほとんどずっと一緒!」

「……」

オレはもうツッコむ気力もなく大人しく、ウーロン茶を飲んでいた。

確かにオレよりはこいつの方が話し上手だから上手いこと、諦めさせてくれるかもしれない。

そんなちょっとした期待をしながら、二人の会話を黙って聞いていた。

「かず君が来週からテストだから、時間のかかる話はダメって…」

「ええ~、そんなこと言ったのこいつ?ダメだな~」

慶一郎は呆れたような目でオレを横目でチラッと見た。

何なんだよ。

「だからどうしようかな、って考えてたの…」

「ん~確かに今大事なテスト前だしな…」

そうそう。その調子で愛沢には悪いが諦めさせてやってくれ。

「でも、と言うことはテストが終われば夏休みだし問題ないわけだから…」

そうそう…ってなんだって?

「莉子ちゃんさ、その話ってのはテストが終わって夏休みに入ってからじゃダメかな?」

「え?」

「はぁ!?」

待て待て待て。何を言ってるんだこいつは。何を勝手に引き受けようとしてるんだ。

「テストが終わればすぐ夏休みに入るしさ、それから話してからじゃ間に合わないことなの?」

「ううん、そんなことないけど…」

「うん。じゃあそうしよう!夏休みに入ったら話を聞くってことでどうだろう?」

「本当!ありがとう!!」

「ちょ、ちょっと待て!!」

オレは居ても立ってもいられず割って入った。

「慶一郎、お前何勝手に決めてんだよ!オレは話を聞くなんて言ってないだろう!」

「夏休みに入ってからなら別に時間あるだろう?何か聞けない理由があるのか?」

「お前なぁ…」

オレは心底呆れてしまい、頭を抱えた。

警戒心と言うものがこいつには無いのだろうか…。

「そういう訳だから、莉子ちゃん今日は俺たちここで勉強するから、相手してあげれないんだ。ごめんね」

何だその子供にでも話しかけるような言い方は…。

「お勉強するの?わたしお勉強大好きだよ!」

…お勉強って子供か。確かに愛沢は見た目に比べると異様に言動が幼く感じるが。

「そうなんだ。でも今日勉強しようと思ってるのは数学だから面白くないと思うよ?」

「わたし数学大好きだよ!」

それはまるで、『私このお菓子大好き』とでも言うかのと同じテンションだった。

数学好きって…そもそも、

「あのさ…愛沢…さんっていくつなの?」

実はさっきから気になっていたんだ。

今まではそんな余裕もなくて良く見ていなかったが、改めて顔を見てみると、ハーフなのか、目の色が微かに緑かがっていた。

身長は年齢不詳のため平均的なのか小柄なのか分からないが、今までの言動や表情からして最初の印象に比べると幼く感じるのだ。何か、変な違和感…と言うものがある気がする。

「わたしの歳?かず君たちと同じ年だよ」

「ええ~マジで~?」

「え?」

慶一郎も同じことを考えてたのか、これには意外そうな反応を見せた。

そんな拍子を抜かれたオレたちのことにも気が付かないのか、愛沢は普通に、

「数学って何を勉強してるの?わたしにも見せて」

なんて言っている。

慶一郎は少々顔を引きつりながらも、カバンから数学の教科書を取り出してテスト範囲を見せている。

いい加減この状態から抜け出したくなったオレは慶一郎から教科書を奪い愛沢に向かって、

「この問題解ける?」

と言って、今回のテスト範囲の中から一番の難問を見せてみた。

「この問題解けたらここに居ても、良いけどこれくらいが解けないようじゃ邪魔になるから帰ってもらってもいいかな?」

「おい、カズ。これって…。お前いくらなんでも酷くないか?」

「何言ってんだよ。このまま邪魔が入ったらお前だってヤバいだろ?」

「だからそうじゃなくて、邪魔って言い方が…」

「出来たよ!」

「「は?」」

オレと慶一郎の言い合いも全く耳に入ってなかったのか、それまで教科書をただ覗き込んでた愛沢がさらっと凄いことを言った。

「これは~…」

そう言って慶一郎のノートにきっちり公式から答えまでスラスラと書いて見せた。

あまりにも一瞬のこと過ぎて、オレも慶一郎も何が起こったのか分からずただノートに書かれた、丸っこい数字を見ていた。

たぶん…正解だ。

「す、すっげぇ!莉子ちゃんめちゃくちゃ頭良いんじゃん!!俺この問題何度説明されても理解出来なかったからここはもう捨ててたんだよね~」

おい、人から教わろうとしていたくせに、捨ててたとかってなんだよ。

「えへへ。わたし数学が一番得意なの」

「…人は見かけによらねぇな…」

オレも思わず苦笑いしていた。

「あのね、この問題はね…」

そう言って愛沢はノートに書かれた公式を指しながら問題の解説を見事にスラスラ言ってみせた。

凄い。学校の先生の説明なんかより遥かに分かりやすい解説だった。

何だろうか、この違和感は。

さっきまで子供にしか見えてなかった少女が急に大人っぽく見えてきて、オレは途中から解説が頭に入ってこなかった。

今日は混乱することばかりだ。

一人混乱しっぱなしのオレを置いて、慶一郎は次から次へと質問をして、愛沢はそれにいちいち丁寧に分かりやすく解説していった。

オレはすでに理解していたところではあったが、こうして改めて愛沢の解説を聞いてると、かなり分かりやすくつい聞き入ってしまっていた。

「凄いや、莉子ちゃん!俺今まで何となくしか理解してなかったけど、おかげで凄いよく理解出来たよ」

「ってお前、それめちゃくちゃ基本じゃねぇか」

「いや~だから俺数学は苦手だって言ったろ?」

いつものように慶一郎はへらへらと笑っていたが、こんな基本中の基本から理解していなかったようなやつにオレは付き合わされるところだったのか。

「ありがとう、莉子ちゃん」

「えへへ、どういたしまして」

愛沢は慶一郎以上に嬉しそうに笑ってみせた。

確かにオレとしても、手間は省けたし、オレも正直勉強させてもらった気がして助かったな。

何となくそのままの流れで軽く1時間は数学を教えてもらってしまっていた。

見るからに無害そうに見えるこの少女をそこまで警戒する必要はないんじゃないだろうか、とオレの中にも心に隙のような物が生まれていた。

そしてふと、一つ気づいたことがあった。

「愛沢さん、さぁ…」

「ん?」

いつの間にか勉強から話が変わって店のメニューを見ながら慶一郎とどのデザートが美味しそうかとか談笑していた愛沢が笑顔で顔を上げた。

「愛沢さん、今朝もその服着てたけど…学校は?」

「え?」

「オレたちと同じ年なら高3だろ?まだ夏休みには早いんじゃないのか?」

「あ…」

愛沢は、しまったと言うような顔をして苦笑しながら、

「え、と。今日はがっこうお休みしたの…」

そう言って、また、えへへと笑った。

「休んだって、何で?まさかとは思うけど、オレと話すため?」

「うん」

オレは全身から力が抜けた気がした。

わざわざオレと話すために学校を休むとは。

それほどまでに大事な話だ、と言うことだろうが…。

そう言われると急にその”話”と言うものがかなり気になってきてしまう。

少し考えてからオレはこう切り出した。

「じゃあ、交換条件と言うのはどうだろうか?」

「こーかんじょーけん?」

愛沢はさっきまで饒舌に数学を解説していた人物と同一人物とは思えないくらい間抜けな声を出しながら首をかしげた。

「そ、交換条件。愛沢はちゃんと夏休みまで学校に行くこと。そして放課後こいつ…慶一郎の勉強を見てやること。無事テストも終わって夏休みに入ったらその”話”と言うのをオレもちゃんと聞く」

正直慶一郎のことは押し付けているだけとも言えない、何とも自分勝手な交換条件の様な気がしたが、それくらいの時間を空ければオレも少しは落ち着いてその”話”と言うものを聞けそうな気がした。

しかしどんな”話”なのか分からないので、実際に聞いたときに落ち着いていられるのものなのかは分からないが。

「本当!分かった。わたしちゃんとがっこう行ってけい君とかず君と一緒にお勉強する。そうしたらかず君話聞いてくれるんだね!」

「いや、オレは別に勉強は…」

「良し!とりあえず今はこれで解決ということで、今日は解散しようぜ!」

慶一郎がオレの言葉を遮って、わざとらしくバタバタとテーブルの上を片付け始めた。

「お、おい慶一郎、待てって」

「じゃあ莉子ちゃん明日、放課後またこの店で待ち合わせで良いかな?」

「うん、分かった!明日またここにくればいいんだね」

慶一郎はオレの言葉を無視してとっとと会計を済ませに行き、勝手に約束をしてしまっていた。

オレと愛沢は慌てて慶一郎の後を追って店を出た。

「じゃあまた明日ね~」

そう言って愛沢は笑顔で手を振りながら去って行った。隣で慶一郎もへらへらとした顔で手を振っている。

「と言うわけで、カズまた明日~」

「待て」

オレは笑顔で逃げ帰ろうとしていた慶一郎の肩を思いっきり掴んで止めた。

「…ですよね~」

慶一郎も分かってました、と言う顔をして観念した。

「お前な、何勝手に話進めてるんだよ」

「何言ってんだよ、先に話を進めたのはカズの方だろう。交換条件に俺を巻き添えにしてさ」

「う…」

確かにその通りだ。そこを突かれると反論できない。

「で、でも勉強するんだったらどう考えったってオレよりあいつの方が分かりやすく解説してくれんだろう。オレはお前が理解出来るまで一生付き合ってやるつもりはない。何より女子と二人っきりで教えて貰えるんだから良いじゃねぇーか」

「そうだけどさ…」

珍しく慶一郎が表情を暗くした。そういえば、委員長に教えてもらうのも情けないとか言ってたな。そこまで繊細な奴だったのか…?

「恥ずかしいじゃん!」

やっぱり…こいつなりにプライドってものが…、

「あんな可愛い子といきなり二人っきりで勉強とか緊張するだろう!いくら莉子ちゃんが教え上手だからと言って、いきなり二人っきりにされたら俺緊張して勉強どころじゃなくなるよ~」

「…は?」

前言撤回。こいつにはそんな繊細さと言うもんは無さそうだった。結局この状況を楽しみたいだけだ。

「…お前本当に調子のいいバカだな」

オレは心底疲れ切って、一応オレも勉強会に同行をすることを承諾した。

さっさと帰って休みたい。とにかく今日一日でかなり疲れてしまった。

じゃあな、と別れを告げて帰ろうとしたところを、今度は慶一郎がオレの肩を掴んで止めた。

そして真面目な顔で、

「…ドリンクバー代の250円」

そう言って片手を差し出した。

オレは肩に置かれた手を少し乱暴に振りほどいて、

「誰が出すかよ」

そう言って今度こそ本当に家路についた。

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