3 実力テスト
どうもです!こちらを書いていると、もう人作品の十の神が遅れてしまって(泣)
3 実力テスト
「力が・・・・欲しいか・・・・」
頭の中に響く声。
「・・・・・欲しい・・・・」
「ならば貸そう・・・・だがいつかこの代償は払ってもらう」
今・・・今戦える力が欲しかった。
でも結局・・・・・・あいつを・・・・・・守れなかった。
もう大切なものがない・・・・・
だから俺は・・・・・
恐怖を失った。
今日の朝は、ドアからものすごいノックは聞こえてこなかった。
ただ、隣に空いた穴から、朝起きると声がしただけだった。
「強・・・・・起きてる?」
「・・・・・・・・・ああ」
「そう・・・・」
そこで言葉を詰まらせた。
俺も少しこの空気は嫌だった。
穴にはちゃんとカーテンをしたが、ちょっとめくれば見えてしまう。
だが、今そんなことは二人共しなかった。
この気まずい空気から逃げたかった俺は朝飯も食べずに家を出た。
今日の朝はアリスと一緒では・・・なかった。
教室に入るとざわめいている。
ほぼ全員が俺を見ているのだ。
「聞きましたわよ」
と後ろから声が聞こえる。
振り向けばエリとかいう高飛車女だった。
俺はとりあえず黙って聞いてやった。
「あなた、実戦経験・・・そんなものは愚か、武術の心得すらないんですのよね」
ざわざわざわ!。
周りがさっきよりざわつく。
「えぇ?なんでここに居るの?」「このクラスってAだよ?」「親のコネかなんかじゃない?」「ていうか、ただの雑魚?」
とかなんとか馬鹿にした声が聞こえる。
そして、そこにまた、
「君なんか、この学校にいる資格はないよ」
でた、ルークとかいう野郎だ。
このふたりがこのクラスの上ってやつか。
いるんだよな、クラスでこういう、グループが。
「こっちだってこんなところに痛くているわけじゃねぇんだよ」
キッ!
少し、ルークの目が鋭くなる。
「初めてあった時から思っていたんだが、何だい?その喋り方は!?本当に一般人は」
またかよ。
「パンピーで何が悪い?」
そこに、ライアンが割り込んできた。
「えっと、もうやめて仲良くしようぜ、な?」
「君もだよ、いつもヘラヘラして、君たちの家族はどうなっているんだ?学校はどこに行っていたんだ!?本当に」
と、そこで、次の言葉にブチ切れてしまった。
「いてもいなくてもいい人間だな」
ガン!
「がはっ!」
俺は思わずルークの頭を床に叩きつけた。
「ちょ、ちょっと、それ以上やったら!」
と、よく分からにが、高飛車の腕が光り始めた。
これが・・・・超能力か。
本当にいるんだな、いるとは聞いてたが。
「もう、我慢ならねぇ」
「きょ、強!やめろって!」
ライアンが俺を止めに来る。
「くっ貴様!このっ!」
サクッ!
!?
さしやがったこいつ!
ナイフで。
くそ、急所にはあたっていないようだが。
「ちょっと、ルークやりすぎでは!」
「くくく、これぐらいやっておかないと」
くそ、こいつ・・・・もう・・・・
俺は拳を構える。
「え?な、なんで動け・・・・麻痺が・・・」
まひどくまで塗ってやがったのか!
くそ、ここはそういうところだしな。
でも、毒系統っは俺にはきかない。
「死ね」
そこに、
「な、何やってるの!?」
アリスが現れた。
「強・・・・こんなことして・・・・・」
見る限りじゃ、完全に俺は悪者だろ。
ライアンに体を押さえつけられ、ルークの頭を床に多々いつけ、それの止めをさそうとしている。
俺の血でルークの顔は濡れている。
完全に、俺がルークをボコボコにしていたように見える。
ジャキン!
「なっ!?」
「強!あなたは!見損なったは!!」
ズバッ!
「なっ!?」
コイツも切りやがった。
俺をっ淵から腰にかけて、斜めに。
「く、クソっ!」
バタッ。
俺はそのまま地面位倒れる。
「ア、アリス様・・・」
みんながどよめく。
アリスがこんなことをしたのは初めてなのだろう。
アリスもそこで、はっと正気にもどる。
俺はすっと、片膝をつき起き上がる。
「だ、大丈夫か!?強!」
ナイフのキズは簡単に治っているが、アリスにやられたのは深い。
「あぁ、心配な・・い・・・」
アリスもその傷跡を見ると・・・・これを自分が?と思う。
驚愕の表情。
自分がこんなに、取り乱すなんて。
初めてのことなのだろう。
「きょ・・強」
「・・・呼ぶな・・・」
「え?」
「呼ぶな・・・俺を名前で・・・・レラドールさんよぉ」
ズキン!
心が痛む。
こんなのは初めて・・・・
そう思うアリスは服をぎゅうっと掴む。
そして、俺は教室をさろうと、出ようとすると、
「強!その体じゃ、無理だ!一度保健室に言って、応急手当を!」
「そんなことはしない、俺は負けてない、治療ってのは敗者が受けるものだ」
ほかの驚愕の表情で見る。
なぜ、あれで・・・・生きているのかと。
本当にそうなのだ。
確かにアリスの剣は、深かったが致命傷ではない。
ナイフもそうだが・・・・地を流しすぎている。
俺はすっと後ろを向き、
「お前らは俺に刃を向けたんだ、その覚悟はしておけ、レラドール、お前もだ」
レラドールと呼ばれるたびにアリスは胸をえぐられるような気持ちになる。
初めてだったのだ、自分を下の名前で呼び捨てにしてくれる人は。
その人に・・・・・・・・
「ア・・・アリスって・・・・・」
「呼ばない」
ズキン!
まただ。
この痛みはなんだろう。
「下の名前で呼ぶのは仲間だけだ、お前は・・・・敵なんだろ?俺たちの・・・・・
お前らが馬鹿にする・・・一般人のな」
鼻で笑い飛ばし、俺はライアンに連れらてれて保健室に向かう。
そのあとのアリスの表情は見えなかった。
私は教室のドアの目に立ち尽くす。
「あの・・・あそこまでやらなくても・・・・」
そうえりが言うと・・・・
わかっている。
分かっていたのに・・・・・
今日があんなクラスメートを襲ってあんな血だらけに・・・・
!?
そこで気づいた。
ルークの顔には傷跡すら残っていない。
「ルーク、強に殴られたんじゃ!?」
「い、いえ!あんな奴に殴られるなんてとんでもない!この血は奴のですよ」
そう聞いた瞬間おかんが走った。
こんな血を・・・・・
そのあとまた私が・・・・・・
「そうんなんですの・・・この血はルークが・・・・」
「ちょ、おい!」
エリが話そうとする内容をルークが止める。
変だと思い、したを見ると、
!?
ナイフ・・・・が転がっていたのだ。
「でも・・・・このちの量でよくあそこまで・・・・普通ならアリス様が切ったので・・・・」
お、おい!
と、ルークが止める。
そのあとの言葉が私にはわかった。
これだけ流したら普通は・・・・・
死・・・・・・・・・・・・・・
そう思った瞬間、恐怖が走った。
「わ、私は・・・・なんてことを・・・・・」
ぴちゃと音を立て地を触る。
「わ、私は・・・」
その血を見て・・・・
走り出した、教室の外に。
なんでこんなに・・・・・怒りがわくのか・・・・・
それだけが不思議だった。
「なんで・・・・冷静になれないんだ・・・・・」
そんな言葉が漏れてしまっていた。
その言葉は俺を運んでいるライアンには聞こえないだろう。
治療は本当にいらないからどっかで逃げるつもりだが。
そう思っていると急に体が寒くなった。
「・・・っ・・・」
「きょ、強!どうした!?」
くそぉ、ダメだ・・・・力が入らねぇ・・・・
血が・・・・・
「お、おい!おい!強!おい!・・・・・・・・・・・・」
声が途切れていく。
そして、誰かがこっちに走ってくる足音だけが聞こえた。
真っ白な天井が薄目から司会に入る。
俺はゆっくると瞳をあけた。
「えぇ!?もう目が覚めたの!?」
う、うるさっ!
「あ、あの」
「あ、あぁ、私は・・・名前は教えない」
・・・・
「は?」
「名前は生徒には名乗らないことにしてるの、キャラ的に」
「はぁ」
俺はそうですか、とは言えず、はぁと言ってしまった。
「あ、さっきまで、金髪の生徒と、レラドールさんが来てたんだけど・・・ちょっと、それで帰らせちゃった」
それと言って指をさしたのは、包帯ぐるぐるまきの体だった。
なるほど、脱がせるからか。
でも、もう、
シュルシュルシュル。
俺は包帯をほどいてしまった。
「ちょ、ちょっと、何して・・!?」
もう、完全にキズは感知していたのだ。
「s、そっか、君が噂の・・・」
「はい?」
「い、いや、こっちの話」
なんだこの教師は。
ブンブンと首を横に降る。
長い、茶色い髪の毛がふるふる揺れる。
そこで、俺はベッドから外の出た。
よっと、とか、じじい見たおなことを言って。
「や、やるの?試験」
「はい、もう傷も治ったし」
「そ・・・・まぁ、頑張って!傷ついたらいつでも来なさい!」
「遠慮しますよ、治療ってのは。・・・・敗者が受けるものですから」
そう言うと、自分は治療されている。
敗け・・・・なのか・・・・
不意打ちとはいえ・・・・・・
「ふふ、男の子のそういうところ好きよ」
「・・・・」
俺はこの逆ナン女から少し、後ずさった。
「ちょ、ちょっとそんな目で見ないでよ、それに逃げないで」
「でも、俺、行くんで、じゃ!」
ピシッ!
ドアを音速の早さで締めてやった。
もー!
とか、中から聞こえる。
変な教師。
時計を見ると、もう12時半、テストは・・・・・
1時からだった。
強が目覚める数分前。
私は強が倒れた時にちょうど追いついた。
いそいで、ライアンと一緒に運び、ベッドで寝ている今日の顔を見てると、
「あの、さっきのことなんですけど・・・」
ライアンが私に話しかけてきた。
つおっと改まっている。
「その、強は一回も殴ったりはしていません」
! やっぱり・・・そうだった。
事情を説明される。
その都度、胸がいたんだ。
そこで、ライアンが真剣な表情になり、あることを言った。
「確かに俺たちはあなたたちとは住む世界、金、地位、いろんなものが違う・・・」
私は黙って聞く。
「でも、一般人一般人って呼ばれるのはもう・・・・俺も嫌です、人間は・・・・」
「平等」
そう私がつぶやくと、ライアンは酷吏と頷く。
強にも言われた言葉。
「今日は言ってました、今日のテストでそんなことは言わせない、と」
「でも・・・」
私は何かを否定したい。
そう思った。
でも、そこでライアンに言われた。
「その、でも何ですよ、違いは」
その時は私はなんのことかわからなかった。
「俺は信じてます、たとえ、俺たちがどんなに未熟だろうと、こいつが・・・強が、そ
んな常識を変えてくれると」
その言葉はすごく胸に響いた。
まるで私の脳が震えている。
そんな気がした。
私は今思った・・・・・
私は強たちを・・・・したに見ているのか・・・・と。
実戦上に集まる全高1の生徒。
人数はかなりの数だ。
自分の武器を整備するものや、超能力のために精神を集中させているもの。
いろんな人がいる。
そこで、アリスはその視界に俺を捉えた。
肩に見える、包帯。
それを見ると、心がいたい。
謝らなきゃ。
そう思って、俺に歩み寄る。
俺はそれに気づき、頭をあげる。
隣に座ってバカ話していたライアンと、可憐も口を止める。
「・・・何か用か?」
俺はそっけなく言うが、アリスはそれを気にはしない。
「わたし・・・その・・・その傷・・・」
その傷とはこのきzのことか。
「その、ごめ――」
「謝るな!」
俺は少し大きな声で言う。
アリスはそれに体をびくつかっせる。
「謝って何が変わる?はっ、何も変わらないんだよ」
そう言うとアリスは口を開けなかった。
ただしたを向き何も言えなかった。
ライアンと可憐もあたふたしている。
そこに、
「き、貴様!またアリス様に!」
「や、やめてルーク!」
アリスが制する。
「別にこいつには何もしてねぇよ」
「う、嘘をつくな!」
もう、俺はめんどくさくなりその場で立ち上がり、後ろを向いた。
俺はそのまま歩みだす。
「き、貴様!逃げるのか!?」
「俺は逃げねぇよ、テストで分からせてやるよ、人間に差がないってことをな」
そして、俺はすたすたと立ち去った。
それを誰も追いかけてこようとはしなかった。
そして、アリスの小さな拳がぎゅうっと握られた。
『それではテストをはじめる、ルールはさっき言ったとうり、とにかく実戦、クラスごとに、サバイバルをやてもらいます、半径2キロの戦場でたたかってもらいま~す」
俺たちA組は広い洗浄に自分の配置を決める。
ライアンはなんでか俺についてきた。
なぜついてくると言っても、今日の戦いが見たいという。
こいつは・・・・なぞだ。
何かある。
俺と同じでパンピーでいきなりのA組だしな。
俺もこれがハイ右手の実践だし、誰かが付いていてくれたほうがいいだろ。
『そして、これは・・・・・・・・・・・・・』
この言葉が俺と彼女の胸に響く。
『ふたりのチーム戦となっております、では開始!』
チーム戦!?
「き、聞いてないぞ!?」
「何言ってるんだよ?だから俺がいるんだろ?」
「え?」
「だから俺がパートナーだって」
だからこいつ付いてきたのか。
「って言っても俺はお前のサポート・・・・・武器だけどな」
武器?
「どういう――!?」
誰か来た!?
「伏せろ!ライアン!」
俺はバットその場に伏せる。
瞬間!
ドゴォォォォォん!
上からものすごいでかい気が落ちてきた。
「くそっ!」
力を・・・・解除するか!
だが、
「任せとけって!」
ヒュンっ!
ライアンが空高くジャンプした。
あれが人間の脚力か!?
でも、ただとんでもあの木に何をする。
刹那。
「な、何が起こった・・・・・」
一瞬だった。
俺の左右に気が倒れる。
一本しかなかったはずの気が・・・・・一瞬で。
「す、すげぇぞ、ライアン!・・・・・あれ?」
ライアンがいない・・・・・・・
「お、お~い」
と、何やら少し先から声がする。
そこに走って言ってみると、
「使え!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「剣が・・・・・喋った」
見ると、漆黒に真っ赤な紅蓮のいろどりの剣が落ちている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだこれ?」
「って、ノリ悪いな!ふっ!」
瞬間、剣が予想はしていたが・・・・・・・・・・・ライアンになった。
「おぉおぉ、びっくりしてるなぁ、俺は体を武器に変える力を持ってるんだ」
「・・・・・・嘘だろ」
信じられないが・・・・でも超能力も現にあった。
「こんなふうに、はっ!」
っと、一瞬で剣になったのだ。
「すごいだろ・って、さっきの奴らがきやがった、早く使え!」
「あ、ああ」
俺も気配に気づきすっと剣を持つ。
って重いぞこれ。
だだだっ!
ものすごい速さで走ってくる。
クラスではあまり喋らないペアだった。
二人共男。
「ラッキー!パンピー組!」
「本当だぜ。」
と、俺らを馬鹿にしてきた。
け、剣・・・か・・・
俺の場合・・・喧嘩で片手に木刀、それと片手は拳で戦ってたが・・・・
それで行くしかないか。
「「いくぞ!」」
来たっ!
相手は超能力者とかではないらしい。
一人は刀。
もう一人はメリケンサックをつけている。
「はいやっ!」
疾風の如く敵の件が水平を切る。
俺はそれを、ライアンソードでうまく流した。
が、すぐそこにメリケンサックが右ストレートを入れてくる。
流派はボクシングか。
「はぁ!」
俺はメリケンサックをつけている相手にそのまま俺も右ストレートをぶち込んだ。
拳と拳がぶつかった瞬間。
ボキボキボキ!
「がっぁあ!」
腕から血が吹き出る、腕のあらゆる血管が切れ、筋肉が切れる音がする。
血を吹いたのは・・・・メリケン野郎だ。
「おいおい、どんな攻撃だよ、片手剣で、片手拳って」
表情は見えないがライアンが苦笑いしてくる。
メリケンくんはちに這い蹲り、叫んでいる。
「き、貴様ァ!」
と刀を持ったほうが俺に切りかかろうとする。
「フンッ!」
剣の振り方等知らないので、いつもの力任せに刀を振った。
瞬間、火花が散る。
キンっ!
「なっ!?」
お、折れた・・・・・
「ぼ、僕の刀が・・・・・」
そう、俺は切ったのではなく、おったのだった。
切るではなく力任せに。
木刀と同じ要領で。
「どうする?降参するか?」
メリケンは、まだ、泣き叫んでいて、刀野郎はその場に尻餅をついてしまった。
「くっ・・・・・降参だ・・・」
そう言った瞬間、教員らしい、人たちが出てきて、メリケンを単価で運び、もうひとりを連れて帰った。
そして、いつの間にかライアンも戻っている。
「あっけなかったな・・・強、件の使い方覚えたほうがいいぜ」
「うるせぇ」
負けると、教員に連れて行かれるのか。
治療を受けるってことか。
危なかったら止める、係だな。
「まとりあえず、ぶらぶら歩こうぜ、勝手に敵も減ってくだろ」
と、気軽に言うライアンに俺は付いていうった。
だが・・・・・・・・・・・・・・・・
恨むぞ、神。
鉢合わせてしまったのだ。
草を下記訳、出たとこには・・・・・
「強・・・・・」
「ま・・・・・・・マジかよ」
そこにいたのは、アリス・・・・・・・・
こいつとやるのは早すぎないか?
仏はクライマックスだろ!?
「ペアは居ないのか・・・」
「私は、独断らしいわ」
俺はそうかと、相槌を撃つ。
やはり、戦わねばやられるか・・・・・
「お前に勝てば・・・ちょっとは周りの態度も変わるか・・・・・」
「べ、別に今でも・・・・」
まだわかっちゃいねぇか。
周りの態度は明らかに馬鹿にしている・・・・俺たちを。
さっきの奴らもな・・・・
人間に差がないことを教えてやる。
「おしゃべりはいい・・・・行くぞ・・・」
「え?本当に・・・・」
戦うの?と言おうとしたとき。
「待て!」
出たっ!?
「またお前らか・・・・」
ルークとエリ・・・・・
「アリス様と戦うなんて百年早い・・・俺たちが潰してやろう」
と、ルーク。
やっぱり、コイツなんかおかしい。
普通に考えて、クラスメートの胸にナイフを突き立てるし・・・・
それにこの目・・・・なにか企んでるような・・・・・・
「ライアン」
はいはい、とライアンがいい剣に変わる。
ほかの3人はものすごく驚いている。
「わ、私とは違う系統の能力ですわ」
この中ではほかにはエリしか超能力を使える奴はいないだろう。
「見せてやれ、強、お前の一剣一拳を」
「まどろっこしい言い方するな」
そう言いながらも俺は剣を握る。
まぁ、あの時の狩りは返すとするか。
「いくぞっ!」
鋭い目が旬と消える。
「ど、どこいった!?」
「う、上ですの!」
俺は二人めがけて上から左手に剣、左は拳。
そのうちの左を振り下ろす。
「粉々になれ!」
ずごォォォォォォォォォん!
ものすごい音を立て、あたりに砂塵が舞う。
手応えは・・・・・なかったか・・・・
さすがAクラス。
「よくよけたじゃねぇか」
俺は件で砂塵を払う。
その砂塵が払われアリスが見たものは・・・
「なっ!?」
えりとルークが膝をつき、エリは恐怖に震え、ルークは、唖然としている。
俺が殴った場所を見たのと同時に、ルークの腕が・・・・・・・・・
「あ・・・あぁあああああああああああああああああああああああああああ!」
ありえない方向に曲がり、もう原型をとどめていない。
「お、俺の・・俺のうでがぁあああああああああああ!」
瞬間、アリスが剣をぬく。
「きょ、強!やりすぎよ!」
やりすぎか・・・・・・・・・・・
こいつ・・・知らないな・・・・
「悪魔の存在を」
「え!?」
俺はそう呟くと、
瞬間。
「なんてなぁ?ぎゃはははは!」
そう言って、ルークはふらぁっと立ち上がる。
「な、なんですのこれは?」
「何・・・どうなってるのよ」
ルークのうではみる見るうちに、回復していく。
「俺と同じさ、まぁ、今おロールできてないがな」
「な、何を言ってるのよ、強・・・龍神・・・・」
アリスは俺の名前を言い換える。
「・・・あぁ、俺と同じなんだよ、あいつは体にあるものを住まわしちまった」
「な、何を・・・・」
「まぁ、俺が勝手に言ってるだけだが・・・・悪魔をだよ」
!?
「だが、あいつは完全に飲み込まれているな、ま、俺とは器が違うんだ」
そう、俺の体を普通じゃない。
なんでか・・・・・悪魔と通じ合えるんだからな。
「俺はあいつとあった時から妙な違和感を感じていたんだ・・・・普通に考えて・・・・刺すか?クラスメートを」
そう言った瞬間、アリスの胸に痛みが走る。
自分の勘違い、それで今日にあんなひどいことを・・・・
「そ、その、あの時は・・・」
「今はそんなこと言ってる暇じゃねぇ、この高飛車連れてにげろ!」
というと、またあの女が・・・
「誰が高飛車ですの!?」
お前だよ。
手をバタバタさせて行ってくる態度、天然でやってるんだこいつ。
「私は由緒正しき、って、アリス様」
アリスがギュッと腕を引っ張る。
そして、こういた。
逃げろと。
その目は真剣。鬼神の如く。
襟は、一瞬身震いしたが、すぐにうなずく。
「い、今、助けをよんできますの!アリス様に何かしたら殺しますわよ!」
何もしねぇよ。
そう言って、何やら、足が光り、ものすごい速さで走り去っていく。
すげぇー、超能力者。
「さてと、どうする、レラドール」
「やるしかないわよ、それと・・・・・」
アリスがぼそりと何か言う。
「この戦いにかったら・・・・アリスって呼んで・・・・」
俺はそれをちゃんと聞いた。
でも、
「お前が俺たちを認めない限り、俺は・・」
瞬間ばっと、アリスが振り向く。
「この戦いで証明してみせる!私の剣技をちゃんと見て!そして、私自身を・・・」
そう言うと、すっと向き直る。
「・・・・・・・・・・・・・・わかった」
そう言うと、アリスの口元が・・・笑った・・・のか。
そこで、完全にルークのうでは戻っている。
「いいか、あの回復してる時には手を出すな、あの時は回復能力が活発になっている、意味はない、逆にカウンターを喰らうぞ」
「わかったわ」
見せてもらうぞ、アリス。
お前の闘士!
そして・・・・・
お前自身を!
さぁ、絆は蘇るのか!?ってことで、次も見てください
十の神も是非見てみてください。