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第16話◎成長



ウォッカ

「ウヒャヒャ!闇の恐怖を思い知れ、シリアルポート!」



ウォッカが

頭上に黒い雲を呼び出す。

雷が鳴っており、

ブラッドは危険を察知した



ブラッド

「二人とも危ない!!」


ウォッカ

「くらえぇぇ!」



大きな雷を夏木達に向かって

激しく落とした。

闇雲も混ざっており

なんという不気味さ激しさ…


ブラッドは二人を抱え

瞬間的に避けた。

大きな音をたてて

雷がすぐ近くに落ちた。


連続で同じ威力の雷が

何度も何度も夏木達を狙って

落ちてきた。

ブラッドはそれを二人抱えて瞬時に避け続けた。



ウォッカ

「ちっ、すばしっこい奴め。お前をまず倒してやる。」



ブラッド

「くっ…スラローム!」


風が鎌鼬(かまいたち)となり

ウォッカを攻撃する。

ウォッカも負けずと対抗し

避け続けるが、鎌鼬は

ウォッカを追い続けた



ウォッカ

「くそっしつこい風め…。魔苦露饐(マクロス)!」


ウォッカは咄嗟に

魔苦露饐と呪文を唱え、

鎌鼬を真っ二つにして

攻撃を止めた。



アース

「すげぇ…。攻撃をしかけてかわされて…またしかけても打ち消されて…。魔法ってすげぇや」


驚いているアース達が

ウォッカの目に止まった。

その瞬間、ウォッカは

ニヤリと笑い、魔法を唱えた



ウォッカ

「ふはは!この距離では助けにいけまいっ。あの二人を先に始末してやる!ブラッディダウン!」


ウォッカの自らの手に、闇の魂固(ソウルス)を生み出し

夏木達に向かって勢いよく飛ばした。


ブラッド

「や…やめろぉぉ!夏木…アース!!」



ブラッドは必死に追うが

間に合わない


あの闇の魂固に包まれたら

心が闇に包まれて

人間としての心を

失ってしまうのだ。。



アース

「う…うわあぁぁああ」


夏木

「アース下がって!ダイアモンドクレーン!」


夏木が呪文を唱えると

光魔法で夏木とアースの体を

温かく…優しく包み込んで

ガードをしてくれた。


そのため魂固は光に吸収されて、跡形もなく消えてなくなった。



ウォッカ

「ちっ、あの娘があそこまで魔法を使いこなせるとは予想外だ。これは…厄介なことになりそうだな」


ウォッカは悔しそうに

自らの服をつかんでいた



アース

「オイラだって…魔法は練習したんだ!受けてみろっ、ファイザー!」



アースは町で買った

大きな剣に魔力をこめ

その剣を軽々持ち上げて

ウォッカに向かって走り出した。



アース

「うおぉぉぉ」


アースの剣は熱い炎で包まれ

高い魔力を示していた。


ウォッカ

「な…なんだこの魔力は!?」



アースが剣を降り下ろし

ウォッカは瞬時に転がり

余裕もなく避けた。


だがウォッカの服にかすっており、服の一部が焼け焦げて地に落ちた。

ウォッカは恐怖も覚えた。


ウォッカ

(くくっ…しまった…こんなに奴等が魔力が高いとは想像もしなかった…。オレが相手ではこいつらを倒すのは不可能。一体どうすれば…)



ウォッカ…いや

ダッドウィンダー軍の

予想を遥かに上回るほど

夏木達は魔力が上がっていた



出会い…仲間の死

別れ、学び、温もり

全ての経験が夏木達を一層強くしたのであろう。



ブラッド

「さぁ…どうする?ウォッカ」


ブラッドは拳を握り、アースは剣をウォッカに突き付け、夏木はかつてないほどウォッカを睨み付け、まだやるのかと尋ねた。



さすがにウォッカは震え上がり、手を地について頭を下げた



ウォッカ

「わ、悪かった!オレが悪かったから命だけは助けてくれっ」


夏木

「決まりね。約束通り鍵を渡してくれない?牢屋の鍵」



夏木が手を差し出すと

ウォッカは鍵を手にのせた。

牢屋の場所も教えてもらい

閉じ込められていた街人を

外へ解放してあげた。




街人A

「やっと自由だあぁぁ!」


街人B

「お前らが奴を倒してくれたのか?ありがとうな」


街人C

「やっとお日様の光に当たることが出来るのね!」



街人は酷く喜んで

外へ飛び出した。



夏木

「まだダッドウィンダー軍のボスは倒していないから、完全に安心できるとは限りません。いつか必ずあなた達の完全な自由を取り戻してみせます。」



夏木はそう言って

ここの街人達にも約束した。



そしてウォッカ、

ブラッド、アースが待つ

岩場へ戻っていった。


ウォッカ

「オレはどうすればいいんだ…。こんな奴等に手も足も出せず…しかも街人まで解放してしまった…きっとお頭に殺される…」



ウォッカは顔を青く染め

酷く怯えながらも

小型のボートに乗って

海を進んでいった。


アース

「ウォッカって奴…。大丈夫かなぁ?」


ブラッド

「ふむ…わからない。だがダッドウィンダー軍の頭は相当、残酷な奴なんだと理解できる。下部でさえもあんなに頭に対して恐怖を抱いている。」




いつかはその

ダッドウィンダー軍の頭とも

戦わねばならない日が

やってくるだろう。



ダッドウィンダー軍は

自らの目的の為なら

手段を選ばない。



ダッドウィンダー軍は

全体では何人もの下部が

いるのだろうか…?

全てを相手にしていたら

時間がいくらあっても

足りないだろう。



だが1日1日確実に

三人は成長していっている


いつかはどんな攻撃も受け、

どんな敵にも

攻撃をしかけれるように

三人は旅を続け魔力を溜める





この未知の世界ではきっと

味方より敵の方が

多く存在しているだろう。



魔物も数えきれない程

この世界には生存していて

いつどこから

飛び出してくるかわからない


いつも死と隣り合わせと言っても過言ではない。



アースも今回初めて

剣に魔法を込めて

攻撃をしかけるという成長を

見せてくれた。


この成長は

無限に続いていく…ー





三連休って嬉しいけど何をすればいいのかとよく悩みます。


お金がないから遊びに行けない、友達がいないから遊びに行けない。


はい。寂しい奴だなんて言わないでw



1日1話更新続いてます



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