我が輩は猫である 名前はもうない。
我が輩は猫である 名前はもうない
丁半バクチに精を出している
子分達の為に
ここは賭場
「ニャ-」「ニャ-」
猫語が分かって貰えるのがありがたい
母上様はいつも言っていた
「私は空気に囚われたシャボン玉
フワフワ飛んでいるがやがて弾ける」と
自分はそのように生きたくなくて
バクチ打ちなんて根無し草な生活をしている
嫌な夢を見た
こないだ「ニャンコスター」のコンサートに行った時
MY ニャンコ端から開くと
ニャン(10)ニャン(J)ニャン(Q)ニャン(K)ニャン(A)
ロイヤルストレートニャンコフラッシュ!
とかいう歌を聴いて
「そいつは勝てねぇ」という夢だ
「我が輩ポーカーなんてやらないニャン
負けるはず無いニャン」と思ったが
その日賭場に行くのは少し気が重かった
負けがこみ始めた
このままではロスカット(外国為替証拠金取引
における証拠金の割り合いが一定値より少なくなると
ポジションが強制決済される仕組み)になってしまう
何故そんな仕組みがあるかと言うと
実はこの賭場はコンピューター賭場だったのだ
ネコ語がわかるのもそのせい
西暦3千年になったら何でもあり
ピーンチ!
その時「チャメ兄貴!チャメ兄貴!」
と呼びかけてくる奴がいた
「誰ニャン?」
「ゴンです。チャメ兄貴記憶を無くしているんですよ
さぁこれを食べて下さい」
カルカンだった
「それと金です 飼い主様から預かってきました」
なんかモヤモヤするが資金が出来た
ニャン(半)ニャウ(丁)ニャウ(丁)ニャウ(丁)
勝った~!
カルカンを食べて
記憶を取り戻したチャメは
母上様の所へ帰って
いきましたとさ
今度は子分達が代わりに賭博をするようです
わけがわかりません。作者が病気だと明かしてからの第一弾作品。
自分の子供にはとても読ませられない童話。