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ゲリチンポ

作者: えあち

「ゲリチンポ」

この言葉が頭から離れない「♬ゲリチンポ♬ゲリチンポ♬ゲリチンポ〜」とヨーデル食べ放題のリズムで頭の中を流れてくる

なんだよ、ゲリチンポって。でもあの日からずっと鳴り止まない。

それはあの学校の奥の古びた誰も使わないトイレに行ってからだった。そこは古めかしいトイレで埃被ってて落書きがいっぱいされていた。死ね!とかコロスとか物騒なのもかなりあった。そのなかに、特段力強い文字で『ゲリチンポ』と彫ってあった。ぼくはそれに魅せられて、その『ゲリチンポ』と落書きされた個室トイレのドアを開けた。そこには干からびた大便が土のように地面を埋め尽くしていた。その吐き気を催す臭いにドアをすぐさま閉じた。ドアに書いてあった落書きは全部ゲリチンポになっていた。怖くなってその廃トイレを走って飛び出した、

使われていない校舎は足元がグラグラだったから、こけて床が抜けてそのまま落ちてしまった。その時ドロドロしたものと目が合った気がした。


目を覚ますと保育室に運ばれていた。

ほっと胸を撫で下ろした。

でもずっとあの日から頭の中では「ゲリチンポ」と言う言葉が鳴り響いている。この言葉の意味って何なんだろうか?

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