5話
「いつの間にこんな動画を…」
そこにはタクミとなるのもののありとあらゆる問題が映されていた。
ソディ「これでもまだ言うことあるの?犯罪者のタクミさん」
「っ…」
リュード「さて、問題です。子供4人だけでこんなところに来るでしょーか?」
「ま、まさか!」
フーガ「ほら、遠くから聞こえてくるね。ピーポーピーポーってね」
「お、お前らあ!」
カプリ「いいの?僕達に構ってて、逃げないと捕まっちゃうんじゃない?」
「っ、クソガ!覚えていろよ!」
リュード「永遠にさようなら」
カプリ「さて、どうなることやら」
―
「なんでこういう時にエレベーターが動かないんだ!」
エレベーターが工事中の為、階段を降りる様にする。
「くそッ!あのクソガキ達覚えておけ…あ」
踏み外したわけではない。しっかり階段を踏んだはずだ。多分。滑ったんだ。
階段を転げ落ち、体を思い切り打ち付ける。何でそんなところにレンガがあるんだろう。
空中の姿勢を変え何とか頭への突撃を免れる。
「なん…と…か…っ!」
何故だ。会社を辞めたはずの女性部下が目の前にいる。
仕事を辞めて、地方に帰ったんじゃなかったのか。なぜ笑っているんだ。そうか、俺への復讐なのか。無理矢理犯して
捨てた俺への当てつけなのか。
女がレンガを拾って自分へ殴りかかってくる。
―
リュード「まさか自分が復讐対象者だとは思わないよね」
ソディ「腐った大人は生きている価値が無いのよ」
カプリ「リアルだねぇ」
ソディ「うっさいわ」
リュード「まさか音源で警察が来るなんて勘違いしてくれるなんてね」
フーガ「よっぽど余裕がなかったんだろうな」
ソディ「それじゃ撤退ね」
リュード「僕とカプリは依頼人に会ってくるよ」
フーガ「ソディ、帰ろうか」
リュード「それじゃまた後で」
フーガ「またな」