4話
「ご苦労だった」
フーガ「いえ、僕たちの仕事ですから」
カプリ「10年後、20年後加害者は息を潜めて生きるのか。それともネタに強請られ地獄を見るのか」
ソディ「馬鹿がどうなるかなんてどーでもいいわ」
リュード「彼女は大丈夫な気がするけどね。法的な手段で済むんじゃないかな」
フーガ「そんな甘い手段じゃなくても良いのに」
―
「さて、今回の調べもテットで頼むよ」
フーガ「今度はどこへ?」
「今回は会社員が相手だ」
ソディ「今回は何ハラ?」
「どうやらパワハラのようだ」
リュード「向かいましょう」
―
カプリ「自宅に呼ぶとはね」
リュード「305号室向かうよ」
ソディ「最初なんて言うと思う?」
フーガ「なんだよ、ガキかよ。かな」
―
リュード「こんにちは。あなたがパワハラを受けたタクミさんですね?」
「なんだよ、ガキかよ」
ソディ「フーガビンゴ。簡単すぎたか」
フーガ「まぁ、恒例だよね」
「とりあえず良いから部屋入れよ」
カプリ「失礼しまーす」
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「子供だけで大丈夫なのか?」
リュード「ご心配なく。それではお話ししていただきましょうか」
「タクミ、25歳会社勤務。上司からいっつも詰られたり人前で怒られたりもうしんどいんだ」
ソディ「その割には元気そうだけど」
カプリ「ま、そうだよね、パワハラパワハラ言うただの無能なんだから」
フーガ「それ言うの早いって」
「お前らふざけてんのか?」
ソディ「この動画見ててもまだそんなこと言えるの?」