22話
カプリを布団に入れたあと、リュードが吐露する。
ソディとフーガはただただ静かに相槌だけをする。
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リュード「ありがとう。すっきりした」
フーガ「…」
ソディ「結局、あんたたちは後悔してるの?」
フーガ「ソディ…」
リュード「もちろん、死んでいた方が良かった。そんなことは思っていない。だけど…人が苦しむ姿もあんま
り見たくない…」
そう、いくら特殊な環境にいるとはいえ、年齢は中学生並みなのだ。
そんな未成年が地獄なようなところを何度も目にしている。
壊れない方が異常なのである。
ソディ「だったらそれより早く動くしかないんじゃないの、今は無理だとしてもやめたらあんな事件がいつま
でも起こり続ける。それを見て見ぬふりをできるんだったら…いいんじゃない」
そう言い残し、ソディは部屋を出ていった。
リュードは何も言わず、机に突っ伏していた。
フーガは立ち上がり、コーヒーを淹れる。
―
カプリは目を覚ます。
いつの間にか部屋に戻って来ていたみたいだ。
ついつい寝ていてしまったみたいだ。
カプリ「喉乾いた」
部屋を出て、リビングへ行く。
部屋に入ろうとするとソディがリュードに対して少しだけだけど怒りを顕にした。
怒った時のソディには触れては行けない。
内容もそこそこに隠れる。
直後、扉が開きソディが外に出ていく。
ソディが部屋に入ったことを確認したあと、リビングに入っていく。
そこには突っ伏しているリュードとキッチンでコーヒーを淹れているフーガがいた。
カプリ「一杯くれ」
フーガ「砂糖、牛乳入りでいい?」
カプリ「今はブラックが飲みたい気分」
フーガ「そっか」
―
その時飲んだコーヒーはいつもより苦く感じた。




