20話
吐き気を催した。
胃の中にはモノが入っていないから胃酸だけだが…
カプリはこの日から登校を拒否した。
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カメラで覗いていた3人も気持ち悪すぎて見る気を失っていた。
フーガ「腐っていやがる」
リュード「この間のイジメが可愛く感じるよ…可愛いイジメなんてないけどさ!」
ソディ「フーガもこんなイジメを…」
フーガ「僕の時は…もっと穏やかだったよ…」
リュード「イジメはエスカレートしていく」
ソディ「人が一人死んでいるのよ!?なのに!何で!」
リュード「僕がわかるわけないだろう!こんな人を人と思わない人間たちの考えなんて!」
フーガ「二人とも!ここで喧嘩しちゃダメだ!」
ソディ「…ふぅ。そうね」
リュード「ごめん、少し声を荒げてしまった」
フーガ「この調べ…死人が出る前にやらないと」
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次の日、一つのニュースが取り上げられた。
イジメによる自殺者が出た学校で再びのイジメ。それにより不登校者が出る。と。
その事件はすぐに世に行き渡った。
先生たちの解雇。そしてクラス全員へのマスコミの取材により転校していく生徒が増えた。
しかし、日本のマスコミは強い。
これからもずっと、追い回してくれるだろう。
餌をあげれば食いつく。それが人間だ。
自分たちがやったこと。全て忘れさせるわけにはいかない。
自分で壊した人の人生…自分の命で償ってもらわなければならない。
フーガ「自分たちだけのうのうと生きていけると思うなよ」
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木之下中学の解体が決定した。
そしてイジメの主犯格であろう人物が自殺未遂を起こした。いや、殺人未遂だろうか。
他のいじめていた人物たちがイジメの標的を変えたのだ。
ただ、殺しては楽しくない。
しっかり、罰を受けてもらわなければ。
後にこの木之下中学の人間は悉く捕まっていく。
それはまた別の話。だが、遠くない話ではあるだろう。
イジメられる方が悪い?イジメる方が悪いに決まっているだろう。




