2話
「さて、それじゃ行きますか」
「今日はヤケにやる気じゃん。フーガ」
フーガ「そりゃそうでしょ。僕らの出番だ」
―
『今日の調べは中学校だ。テットで頼んだよ』
フーガ「やっぱり中学校だよね」
カプリ「アホが多いからなぁー」
リュード「ま、ホルモン的にしょうがないしね」
ソディ「はぁ…だる」
―
フーガ「まさか死んでまで中学校に来るなんてね」
カプリ「クソガキどもの躾をしないとな」
リュード「フーガとソディは被害者を」
ソディ「マジだる」
フーガ「ソディ、ほら行くよ」
ソディ「だっる」
―
フーガ「それで君がイジメを受けているヒトミさんだね」
「はい…本当に来てくれるんですね」
フーガ「イジメは良くないですからね」
ソディ「そんで?どう言うイジメなん?」
「それが…教科書に落書きされたり、筆箱を捨てられたり…」
ソディ「知ってる奴は?」
「クラス中が認知はしていると思います…」
ソディ「ま、ゴミ箱漁ったりした人が居りゃそれは勘付くか」
フーガ「それでどうしたいですか?」
「報復を考えたいです」
ソディ「んで?」
「法に訴えようと思います。それがどれだけ時間がかかったとしても」
フーガ「それじゃ証拠集めだね」
「どう言うふうにするんですか?」
フーガ「監視カメラとその他諸々をね」
ソディ「それじゃ早速仕事に入るぞ」
フーガ「頼んだよ」
「私は何をすれば…」
フーガ「逃げることは恥じゃない。一度、明日だけ登校してくれればそれでいい」