10話
龍斗「なるほどね。こんなイジメか…子供だな」
カズト「どうにかできるの…?」
龍斗「カズト君はどうしたいの?」
カズト「もう虐められたくないんだ…虐めがなくなるんだったらどうなったっていい」
龍斗「他の人に標的を移すとかでもいいのかな?」
カズト「それはダメ!虐める人をどうにかしないと!」
龍斗「そうか。虐める人がどうなってもいい?例えば悲劇に巻き込まれて死んじゃったり」
カズト「かわいそうだけど…もうすでに彼らは1人を殺しているんだ…」
龍斗「な…それは本当かい…?」
カズト「僕の友達だった…でも僕はその子を助けてあげられなかったんだ…その報いが今僕にきているん
だ…こんなに辛い思いをしていたなんて思わなかったんだ…」
龍斗「そんなことはない。虐めている奴が悪いんだ。何があったとしても虐めていい理由にはならないん
だ」
カズト「龍斗くん…」
龍斗「それじゃ加害者とされたことを教えてくれる?」
カズト「加害者は…クラス全員だ」
龍斗「え…」
カズト「虐められた内容は…」
―
カプリ「マジかよ、高校生気持ち悪いな」
ソディ「所詮子供に毛が生えたくらいのもんよ」
カプリ「人殺しておいて自分達は知らぬふり…そして友人に罪を擦りつけ、さらに虐めが加速…クソだな」
ソディ「まともな人間を見てみたいわ」
カプリ「少なくともこの学校にはいなさそうだな。先生も含めて」
ソディ「あいつ絶対地獄に送ってやる」
カプリ「ドードー」
ソディ「人を暴れ馬のようにあしらわないでもらえる?」
―
カズト「こんな感じかな」
龍斗「…」
キーンコーン、カーンコーン。
カズト「中休みが終わりだ。クラスに戻らなきゃ…」
カプリ「リュード?どうした?授業に戻らないと怪しまれるぞ」
リュード「わかってるよ」
ソディ「だいぶキレてるわね」




