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異世界冒険者生活  作者: ノリ塩味
第三章
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40話 中央扉へ向けて

翌朝目が覚め起き上がり自分の体を確認する。


ギンジ「よし体は普通に動く体調も万全だいつまでもあの人たちにおんぶにだっこしてるわけにもいかないし頑張るか」


そう意気込み壁に立てかけてある愛剣のダマスカスグレートソードを背負い外に出でるとすでに二人が待ってたので遅れた事を謝罪し合流した。


ルーチェ「では行きましょうか当初の予定通り中央の扉に向かいますそのあとでどのモンスターが対象に入ってるかで今後の攻略速度を考えます」

ダンリック「わかった」

ギンジ「はい」


軽い打ち合わせを終えダンジョンに再突入する。できるだけモンスターとの接触を避け中央を目指す。避けられない時が何度かあったが数が少なくモンスターもそこまで強くなかったので難なく倒せた。ダンジョン内で夕暮れになるまで一日中歩いたが目的の中央扉まであと一日は掛かるらしくそろそろルーチェさんのMPがきつく探知魔法が維持できないということで近くのなにかのモンスターの巣だった洞窟で休憩をとることになった。ルーチェさんは回復に専念で俺とダンリックさんが交代で見張りをすることになった。


ギンジ「俺最初見張りやりますんでダンリックさん休んでてください」

ダンリック「わかったなにかあったら起こしてくれ」

ギンジ「はい」


じゃあおやすみといいダンリックさんも横になり目を瞑り寝息をしはじめた。


ギンジ「寝るの早いな休めるときに休むことも大事・・・か」


夜空を見ながらこの世界での出来事を振り返る。ロードスのおっさんに助けてもらってセルベリーさんとチャルカさんに出会い冒険者の基礎を教えてもらい、ゴブリン討伐戦でダンリックさんにはタンクの動きを見せて貰いルーチェさんからは前衛の戦い方を教わりノリシオさんとのタイマン勝負でまけて・・・っとこれはあんま思い出したくないな、ハクリュウさんには武器をつくってもらった。

ほかにもいろんな人たちと出会い助けてもらってる。こんなつながりを感じたのは前の世界のネトゲのフレンド達だけだみんなにはいろいろ世話になってるこんな俺でもなんかできればな・・・・


ギンジ「なーんて物思いに耽っても始まらないか」

ガサガサッ

ギンジ「ッ!なんの音だ!?」


洞窟前の草むらが揺れているそのまま揺れがこちらに近づいて来る。大剣を構え身構える。そして草むらの揺れが少し手前でとまった。辺りが沈黙する・・・・緊張して剣を持つ手から手汗が出てくるが集中を研ぎらせない。次の瞬間溶解液のような物がこちらに飛んで来たのを剣を盾にし防御する。剣からシュウウウウウウという音がするどうやら食らったらやばい奴だ。



ギンジ「チッモンスターか!」


フシュルルルと音を立てながら更に奥から数匹でてきた。溶解液を吐いたところを目視で見ると縦には大きくないがかなり長い蛇が見えた。どう考えても毒をもってる危険なタイプだ


ギンジ「みんなを起こし」

シャアアアアアアア!

ギンジ「こっのヤロ!」


こちらが動こうとする前に奥の蛇から複数の毒液が飛んできて前にいる蛇は噛みつこうと突進してくる。


ギンジ「手前のおまえが邪魔なんだよゴラァ!スキル{剛力}戦技{ブレードアサルト}」


剛力を発動しブレードアサルトで蛇を切り刻もうとするが体を器用に使い回避されてしまう。追撃をいようとすると後方から毒液が飛んできて思うように攻撃できない。毒液が2発と前に1匹のあたりから恐らく3匹なんだろうがかなりの連携だ。


ギンジ「くっそさっきからヒラヒラと回避されるうぜぇな、こうなったら」


後ろの毒液を飛ばす2匹に目を向けスプリントエッジで駆け抜けるように走り気づけなかった2匹を斬る。そのまま2匹は絶命し追い付いたきた蛇が仲間を殺され怒り狂った可能に突っ込んできた。


シャアアアアア!

ギンジ「おせぇよ!戦技{フューリーブレイク}」


突っこんできた蛇にフューリーブレイクで頭から真っ二つに斬りそのまま声を上げることなく蛇は死んだ。3匹との戦闘が終わり少し気が抜けた所に奥からこちらを除いていた存在にハッ!?と気づき目を見る。しかし夜で回りが暗く草むらの陰に隠れて完全に姿が見えないがあまり大きな生物じゃないようだあちらはただこちらの様子を伺ってるだけでこちらを襲うことなく見ていて数分硬直が続いたあとのしのしという音とおもに去って行った。


ギンジ「なんなんだあいつ・・・」


その後も周囲の警戒を怠らず時間になったところでダンリックさんを起こし事のあらましを伝え少し食事をとった後眠気に襲われそのまま抵抗することなく眠った。

翌朝ルーチェさんに起こされ朝食のハムサンドを食べてたらルーチェさんから黄色の木の実を渡された。元気が出ると言われて食べたがトマトの味がしたがそれよりも酸っぱかったので渋い顔をしたら二人に笑われた。そのまま身支度をすませ距離的に今日の夕方ぐらいに中央の扉に着くので歩みを進めることにした。


ルーチェ「そういえばギンジ君昨日少し戦闘したと聞きましたが大丈夫でしたか?」

ギンジ「ええ毒持ちっぽい蛇を3匹ほど、連携してきてやっかいでしたが何とかなりましたよ。そのあとどんなモンスターかはわかりませんでしたがこちらを除いてたモンスターがいましたが逃げましたけど」

ダンリック「逃げた理由がわからんそのまま襲ってしまえば少なくとも不意打ちはできただろ」

ギンジ「えっええいつからいたか気づきませんでしたし襲われたらやばかったかもしれません」

ルーチェ「探知魔法には引っ掛からないですね・・・うーん」


ルーチェさんが探知魔法に引っ掛からず少し考え事をしている、索敵に引っ掛からないのなら索敵範囲外に逃げたということだろうし問題ないんじゃ?と思ってたらダンリックさんが隠蔽能力持ちかとこわい顔をしながらしゃべった。


ギンジ「隠蔽というと隠れてるんです?」

ルーチェ「ええ闇魔法に適正のある人が使うハイディングや一部のモンスターは探知に引っ掛からない程強力な隠蔽能力をもってたりするんです」

ダンリック「まぁルーチェぐらいの探知に引っ掛からないんじゃ強力なモンスターだなそいつが常についてきてるとなると少しまずい」

ルーチェ「まぁ中央扉周辺はレストゾーンですしモンスターは入ってこれないので急ぎましょう」

ギンジ「わかりました」


強力なモンスターが付いてきてる中野営などで隙を見せたら次はどうなるかわからないと考え歩くスピードを速めなるべく早く中央扉に向かうことになった。


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