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異世界冒険者生活  作者: ノリ塩味
第三章
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37話 ダンジョン初戦闘

森の中を2時間程歩き続け奥に遺跡の様な建造物があった。


ギンジ「廃墟・・・・ですか?」

ダンリック「いや古いな古代の遺跡だろ」

ルーチェ「過去のエルフ族が暮らしてた集落だろうですよ。そしてこの奥にある洞窟に目的のダンジョンがあります」


ふむ、でも石造りだし頑丈な建物が多いから拠点としての使用は出来そう雨風は十分凌げそうだ。どうやらルーチェさんもその予定だったらしく水場もあるし体を洗うこともできるから適当なところでダンジョンから出て休憩をしてって繰り返すつもりらしい。無論ダンジョンの中でも休憩するところがあるので適材適所という奴らしいが。


ダンリック「あった珍しいな転移するタイプか」


奥に進むと祠がありそこに白い霧のような物がゆらゆらと揺れていた。ダンリックさんが転移するタイプといってたのであの中がダンジョンの入り口なのだろう。入る前に3人で武器の点検と軽い食事を済ませ準備が出来た所でさっそく入ることになった。

ダンリックさんが最初に入るシュゥゥゥン!という音共に消えて行った。つづいてルーチェさんと俺もゆらゆらした物に入ると体が軽くなった感触と共に天地がひっくり返るような感覚が起き気が付いたら広大な例えるならジュラ紀の様な世界に飛ばされていた。


ギンジ「すごいなダンジョンって・・・・」

ルーチェ「さてとりあえず中央の扉に向かいましょうかそこにこのダンジョンの地図と倒すべきモンスターが記されているはずなので」

ダンリック「わかった」

ギンジ「はい」


ダンリックさんを先頭に俺が中央でルーチェさんが後方で探知魔法を使いながら周囲の状況を常に観察する。問題なのはルーチェさんのMPだがこの人のMP700オーバーって・・・探知魔法だけなら軽く3時間は持つレベルらしい。ただしPTとしてはヒーラーを務めるので前進退却はルーチェさん次第でもある。


ルーチェ「ダンさん前から1匹なにかくる」

ダンリック「???・・・・・むっ視認したレックスロアかB級の陸上を駆ける竜種だな」


2人が戦闘隊形をとり俺も遅まきながら大剣を抜刀した。ドスンドスンという音とおもに木を倒しながら恐竜の様なモンスターがグォォォン!という咆哮を上げこちらに向かってきた。


「注意を引くぞ戦技{ダッシュスラスト}」


レックスロアがこちらに来る前に高速の突きが足を掠めそのあとアンガーヘイトを使いレックスロアが怒りの声と共にダンリックさんを踏みつけ始めた。


ルーチェ「頑丈ですねダンさん無属性魔法{エンハンス・パワー}ギンジ君攻撃開始!」

ギンジ「おっしゃああああああ戦技{スプリントエッジ}{ブレードアサルト}


ルーチェさんが俺に攻撃力強化魔法を付与し戦技で一気に距離を詰めてブレードアサルトで太ももを切り刻んだ。レックスロアが痛がりながら俺のほうを見ようとするが前方から恐ろしい威圧をした鎧の戦士のせいでこちらになにもできずにいて噛みつきや尻尾の叩きつけなどをどんどんダンリックさんにぶつけているが平気そうな顔をしている。


ルーチェ「光魔法{ヒーリング}無属性魔法{エンハンス・ガード}


ルーチェさんが銃に回復魔法と防御力強化魔法を込めてダンリックさんに当てていた。俺もガンガン大剣で皮膚を削りまくっていたところ突然レックスロアがおおきく飛びあがった。


ギンジ「ちょっあの巨体で降りてきたらここら一体やばいんじゃ!?」

ダンリック「ルーチェギンジ!こっちこい!」

ルーチェ「わかりました!」

ギンジ「今行きます!」

ダンリック「スキル{フォートレス}スキル{カバリング}うおおおお戦技{シールディングウィング}」


ダンリックさんから線が出て来て俺とルーチェさんに繋がった名前からして線が付いた相手のダメージを肩代わりするスキルだろうさらに盾から光る翼がでてきてそのまま盾を上に構えた。

高く飛んだレックスロアが下りて来て盾にぶつかり衝撃波がはじけ飛んだ。


ダンリック「ヌゥゥゥン!」


恐ろしいことに片手で巨体を支えておりそのまま投げつけレックスロアが怯んだ。その瞬間を俺達は逃さなかった。


ルーチェ「戦技{ウィークネスバレット}無属性魔法{ナノティックアーツ}」

ダンリック「受けたダメージをそのまま返してやる戦技{リベンジカウンター}さらに混乱してろ戦技{スタンクラッシュ}」

ギンジ「ふぅぅぅ・・・スキル{剛力}{捨て身}戦技「スピリットセーブ}」


ルーチェさんの弾丸が当たった部位へのダメージが上昇する戦技にさらに一時的に全テータスを上げる魔法をPTメンバー全員に飛ばしダンリックさんの反撃の一撃と脳天に盾を叩きつけレックスロアが混乱しフラフラと動いてる。その瞬間に俺は大剣を前に構え集中力を高めるスピリットセーブを使う。体の中から燃え上がるような感覚を感じ次の一撃に爆発させた。


ギンジ「いくぜおらあああああああああああ!戦技{フューリーブレイク}」


大剣が赤く輝きウィークネスバレットが当たった首の部分に上段から闘気を込め振り下ろした。自分でもわからない程首が豆腐のように斬りはじけ飛んだ。


ギンジ「ハァハァ・・・・すっげぇこれ・・・・」

ルーチェ「お見事」

ダンリック「やるじゃん」


ゲームでいうフルバフに全力の一撃を叩き込んで見ればB級竜種が一撃で絶命した。疲労感もそこそこあるがあの叩き込んだ時の心地よさと達成感が頭から離れないこれが一撃系戦技の強烈さなんだと実感できた。ずっと絶命したレックスロアをボーっとみてたらルーチェさんから今の戦闘音に刺激を受け近くのモンスターが寄ってきているという話を聞き急いでここから離れることになった。


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