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異世界冒険者生活  作者: ノリ塩味
第三章
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35話 ダンジョンについて

カフェによる前に町の外れにある教会で浄化を受けスラッシュを消しスピリットセーブを覚えた。ルーチェさんやダンリックさんも浄化を受け魔石を食べていたのでなにか新しい戦技との入れ替えをしたのだろう。あとは教会に寄付をし用も済んだのでカフェで話をすることになった。

歩いてる道中さっきのセルベリーさんの伝承で少し引っ掛かったことがあったので聞いてみることにした。


ギンジ「そういえばさっき生き残った3種族と竜人と魔人っていいましたよね?」

ダンリック「言ってたけど?」

ギンジ「一つ種族足りて無くないですか?人族、獣人、エルフ、ドワーフ、魔人、竜人だからやっぱ足りてない」

ダンリック「???」

ルーチェ「ああそういうことですか。足りてないのはエルフですよ。今のエルフ領は昔悪魔も勇者も近寄ることのできなかった領域なんです。そこに住んでた精霊の生まれ変わりがエルフと言われています。だから伝承にも一切記されていませんし開拓にもかかわったと言う記録が残されていないから今のエルフの王も不干渉を貫いているというわけです」

ダンリック「知らなかった、興味もなかったから」

ギンジ「そうなんですね」

ルーチェ「まぁこれも事実とはまったく違うかもしれませんけどね。精霊と人族の間に生まれたのがエルフで精霊は他種族と懇意にしていたという話もありますし」


伝承か・・・元の世界の人間がこちらの世界に転生もしくは転移されたとしてエルフの出自に関わってないはずないと思うんだよな。今更だけど建築や宗教それに武器や防具に関しても向こうの世界の技術が取り入れられていることが素人の俺でもわかる。

カフェに入り飲み物を注文し俺の頼んだコーヒーとルーチェさんの野菜ジュースに誰のか言わなくても分かるミルクの大ジョッキが来たところでダンジョンの説明や必要品などの話をはじめることになった。


ルーチェ「さてと、では今回のエルフ領A級ダンジョン太古の森林峡谷の説明をしましょうか」

ギンジ「お願いします」

ダンリック「待ってた」

ルーチェ「長くなりますが太古の森林峡谷は他のダンジョンとはちがい階層が一階層しかないんです」

ギンジ「え?一階層しかないんです?」

ダンリック「特殊ダンジョンか」


内容をまとめると通常のダンジョンはボス部屋を除くと大体平均20階層で大きさは元の世界でいう東京ドーム1個半ほどらしい。ただ今回のダンジョンは1階層しかないが大きさがヘタしたら領土の四分の一はある広さらしくその中で独自の生態系が作られているらしい。その中の頂点に君臨する4匹のモンスターを倒すことで中央にあるボスの扉が開くという仕組みらしい。


ダンリック「ちなみにその4匹ってなに?」

ルーチェ「過去の制覇者の話を聞く限りだとグリフォリオン、ドラゴワーム、キマイラガイア、ハイミノタウロスって言ってましたね」

ギンジ「それ全部A級最上位モンスターじゃないですか俺でも知ってますよやばくないですか?」

ルーチェ「大丈夫ですよ」

ダンリック「大丈夫」

ギンジ「えぇ・・・・」


今ルーチェさんが話した4匹だけどどのモンスターもB級上位に属するモンスターの強化バージョンのようなモンスターでありS級に近いといわれてるモンスターのことなんだが討伐しようと思うとAランクPTがいるんだけどこの人達Bランクだよね?自信あるみたいだけど大丈夫かよ。


ルーチェ「それよりもダンジョンの広大さですね一応常に探知魔法を使うつもりですが戦闘に支障をきたす可能性がでかいですね」

ダンリック「そんだけ広ければレストゾーンその辺にない?」

ルーチェ「まぁレストゾーンを有効活用しつつですしグリフォリオン以外はあまりきつくも無いですし」

ダンリック「だな」

ルーチェ「あとですね・・・・」

ダンリック「それなら・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


そのあとも二人であれこれと話し合っていてまったく話に付いていけないのでさっぱりだったがとにかく俺の役目はダンリックさんが引き付けているモンスターに全力で攻撃し違和感や休憩が欲しいときは言うぐらいだ。ゲームでもそうだけど基本ヒーラーとタンクが話し合って進めてアタッカーは犬の様に従ってるだけな気がする今の俺もそうだが。

話は夕方近くまで掛かり明日の昼頃に王都近くのワイバーン厩舎に集合になり今日は解散した。宿に戻る前に忘れていた依頼の報告をしにいったところ今回の依頼完了で冒険者ランクがEからDになりようやく冒険者としては見習いを卒業出来たともいえる。


ギンジ「さて報告もおわったし後は消耗品や携帯食料を買い込んで・・・。っと図書館でダンジョンについて調べるの忘れた二人から聞いたけど一応自分でも確認しとくか」


王都の図書館に入りダンジョン関連の本を適当に探し読み始めた。どうやらダンジョンと言うのはどういう条件で出現するのか判明されていなかった。諸説としては知能のあるモンスターの住処だったという話だったり伝承の勇者たちが使用していた武器や防具を隠した場所だったり等言われている。

またダンジョンの中は外とはまるで違う生態が気づかれておりダンジョン内に住んでいるモンスターは死んだ瞬間灰の様に溶ける為素材をはぎ取ることができない。ただしダンジョン内に稀に置いてある宝箱に収められている物は持ち帰っても消えることがない。又制覇されたダンジョンに関しては難易度が記されておりおおまかにC級、B級、A級、S級となっている。

ほかにもいろいろとあるけどこんな感じだろう。


ギンジ「こんなところかこれ以上読んでいると夜遅くなっちまう」

「閉館です持ちだした本はすぐに元の場所に戻し退館していただきますよろしくおねがいします」

ギンジ「やばっ帰らなきゃ」


本を元に戻し退館し外にでたらもう夜になっていたので寄り道せず宿に戻る夕飯の少し生臭かった魚の定食を食べ湯浴みをし砥石で武器の点検をして寝ることにした。こっちの世界に来てから早起きが多かったが明日は昼頃に厩舎に行けばいいので今日はゆっくり寝れそうだ。






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