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異世界冒険者生活  作者: ノリ塩味
第三章
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33話 ダンリックとルーチェとの再会

一週間程時が過ぎ俺のケガもほぼ完治し体のだるさもなくなった。数日前からグンダールのギルドで依頼を受けてモンスターの討伐などを行ったのだが以前よりも自分の体がスムーズに動きがする。あの後セルベリーさんとチャルカさんに職業が変わっていた事を聞いたらどうやら第2職業というゲーム的にいえば職業がランクアップしてステータスが一部大幅に伸びるらしい。それにこのダマスカスグレートソードと名付けて貰ったこの大剣だが硬いモンスターでも真っ二つにできて気持ちいいDPS脳汁やばい。


ギンジ「ふうハングリーエイプの討伐も終わったし報告して帰るかそれに魔石販売所も見ておきたいし」


お猿さんの討伐がおわりグンダールにもどりギルドに報告に行く前にいつも覗いてる魔石販売所に向かう。戦技をもうひとつ覚えたいと思っているからだ。今の俺にはアタッカーとして欠かせない一撃系の戦技がなくリーサスでもほぼ毎日覗いてたがこれと言ったものが無かった。それに一撃系戦技はほかのに比べて値段も高くそれこそハクリュウさんのゴッドマグナムぐらいのになると金貨30枚以上平気で吹き飛ぶ値段らしい。今回のリザードの討伐で一撃系戦技が刻まれている魔石でも取れるかと思ったけど全部ハクリュウさんにいっちゃったからなぁ幸いお金は6:4で分けると言う話にはなってたので少しはある。ゆうて合計合わせても金貨10枚ぐらいしかないが。


ギンジ「うん?販売所前で混雑してる?なんかあったのかな?」


魔石販売所前で冒険者や傭兵が従業員に詰め寄って怒鳴り声や罵声を浴びせていたので遠くで傍観している一人に話を聞いてみた。


ギンジ「たった今販売所にきたんですけどなんかあったんです?」

「そっそれがさ・・・・昨日は普通に営業してたのにある理由で王に魔石をすべて謙譲するよういわれたらしくて魔石を販売してないんだ」

ギンジ「えっまじですか・・・でもなんで?」

「理由はわからないけどどうやらここだけじゃなくアルデバランとレオルハントの販売所でも似たようなことが起きてるらしく城に詰め寄ってるって話らしい」


そういえば以前のゴブリン討伐戦でも魔石の分配がなかったな・・・集めて何すんだろ。どちらにしろ困ったなとりあえず一週間たったしみんなハクリュウさんの店に集まる予定になっているので魔石を諦めてホワイトカンパニーに向かったらまさかの二人と遭遇した。


ルーチェ「あれ?ギンジ君?」

ダンリック「ギンジじゃん」


特徴のある黒髪ポニテエルフと全身白い鎧の男が大通りの飲食店で食事をしていた。


ギンジ「ルーチェさんとダンリックさんお久しぶりです二人はいつグンダールに?」

ルーチェ「えぇっと話すと長いんですが・・・・・」


椅子に座らせてもらい二人は食事をしながらのここに来るまでの経緯を話してくれた。ルーチェさんは少し前まで戦争に参加していてダンリックさんはリーサスでしばらくガチムチの依頼を受けていてルーチェさんが戦争から帰還したのでダンリックさんが以前頼んでいたエルフ領の入領許可を得れたので向かう前に装備の点検を頼みにここに来たっていう話らしい。


ギンジ「なるほど。ハクリュウさんの店には今から俺も行きますしセルベリーさん達もいるんでいっしょにいきます?」


ルーチェ「そうですね食事も終わりましたし行きますか」

ダンリック「丁度よかったあの二人に渡してほしい物があるって奴から頼まれてたし渡せる」


みんなで席を立ち会計を済ませてハクリュウさんの店に向かった。それにしても奴ってたぶんギルマスのガチムチのことだと思うけどどうやらさんざんな目にあったそうだし何も言わないでおこう。

3人で会話をしながらハクリュウさんの店に付き入ろうと近づいたら邪魔だ!帰れ!と罵声が聞こえ数人のドワーフがドアを破りながら吹き飛んで行った。


「貴様ハクリュウ!何度王命を無視すれば気が済む!?素材も報酬もすべて揃えるというのに!これ以上わがままを言うようならこの国にはいられんぞ!」

ハクリュウ「知らん。別にここにいられなくなろうが別のとこ行けばいいし上から目線で物言われるのが気に入らん。何より嫌なのが余った素材が引き取れないのがクソだ以上帰れ」


今回の事も王に報告させてもらうぞ!分かっているんだろうな!と捨て台詞を吐いて逃げていった。


ルーチェ「相変わらずですねハクリュウ」

ハクリュウ「あん?ルーチェかなんか用?今機嫌悪いんだが」

ルーチェ「ちょっと装備の点検と改良を頼みたくて来ました」


そういいルーチェさんが以前使ってた銃と深みのある青い宝石みたいなものをアイテムボックスから取り出した瞬間ハクリュウさんが詰め寄りジロジロみていた。


ハクリュウ「この宝石すげぇなどこで手に入れた」

ルーチェ「戦争参加の報酬です将軍二人を殺したら貴族からいただきました。ヘルサファイアです知ってますよね?」

ハクリュウ・ダンリック「まじか」


どうやら二人が唖然として見ているので聞いてみた所貴族が好んで身に着けてる見た目の価値しかない宝石だけどそれとは別にダンジョン深層で稀に入手できる魔力を秘めた魔宝石というらしく武器や防具に素材として使用するとその魔力が装備全体に行き渡り頑丈になり鋭さが増す宝石らしい。そしてさっきからダンリックさんがいいな・・・俺も欲しいしか言っていない。ハクリュウさんもやる気でもでたのか依頼金と素材を受け取った瞬間いくぞいくぞと店に籠ってしまった。


ギンジ「籠ってしまったどうしよう」

ダンリック「いいな俺も欲しい」

ルーチェ「いつまでかかるか聞いてませんし雑談でもしましょうか」

ギンジ「そうですねまだみんな来てませんし」


丁度よかったので一撃戦技についていい戦技がないか聞いてみることにしたら二人が少し考えながら魔石を取り出して俺に渡してきた。


ダンリック「戦技なら一撃系じゃないけどこの前ストロングサーペント倒した時の魔石鑑定してもらったらスピリットセーブっていう力をため込んでそのあとの攻撃を強力な攻撃にする技だけどほしければ上げる要らないから」

ルーチェ「では私からはフューリーブレイクという一撃戦技をどうぞ。いつか使えるかとアイテムボックスに眠ってた魔石ですので」

ギンジ「いや急に渡されても俺金ないですし」

ダンリック・ルーチェ「ただでいい(です)」


いやさすがにこれを無償で受け取るのはまずいだろと思い金を出そうとしたらお金の代わりにルーチェさんからエルフ領のダンジョンに付いてきて欲しいと頼まれた。なんだかんだでダンジョンに行くのは初だし二人とのステータス差があるから足手まといになるんじゃないかと思ってるんだが。


ルーチェ「ギンジ君第2職業じゃないですか?」

ギンジ「えっそうですけどなんでわかったんです?」

ルーチェ「なんとなくですが相手の力量は見極められるので。実はアタッカーの人が誰もいなくてさすがに二人じゃ厳しいだろうし丁度いいかと思いましてダンさんもいいですよね?」

ダンリック「分配は3:3:3にすればいいし魔宝石譲ってくれるならいいよ」


ダンリックさんの事ダンさんって言ってるんだな。まぁそれは置いといて本音をいえばダンジョンにはいってみたいけどうーんと悩んでたらルーチェさんがニコニコしながら近づいて手に持っていた魔石を俺の口にいれ飲み込ませこれでダンジョン参加確定ですねと笑っていた。この人悪魔だわやっぱ・・・。


















少し試験的に書き方変えてますこっちのほうがよさそうな感じならこっちにしてみようかなと思います。

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