26話 A級冒険者斬撃のシング登場
???「おいこんな街中でぶっそうなもん振り回そうとするんじゃねぇ」
向かいのカフェで座ってコーヒーを飲んでた人間族の男が割って入ってきた。革鎧と腰に2本剣を差しておりなんかキザったらしいモテそうな男である。
シング「俺はシングA級冒険者だ男とはいえ同じ冒険者仲間が傭兵共に絡まれてるとあっちゃ黙ってられねぇな」
A級冒険者のシングと名乗った男だがえ?シングってあの・・・?とか斬撃のシングじゃないかなんでこんなとこにと回りでざわつき始めた俺はこっちの世界にきたばっかなのでよく知らないが、ただあちらの傭兵二人は露骨に焦り始めた。
カラクチ「えっえっと・・・・シングさんその・・・僕らはえっと・・・アハハ」
シング「なにいってるかわからねぇこいつがなにした?てめぇらが武器を抜刀するぐらいの事したのか?」
レイタ「こっこいつが!俺らの制作依頼を横取りしたんだ!それで文句いったらあいつが!」
ゴミ傭兵二人組がそういってきたのでシングさんがどういうことだ?と聞いて来たので話したらなるほど・・・それで俺の武器修理依頼も断られたわけかと納得していた。
シング「おいこっちの冒険者君の言い分が正しいてめぇらはいちゃもん付けてるだけだ文句があるならハクリュウにいいなそれとだ・・・町で殺気バラまいて武器振り回そうとするんじゃねぇ!」
レイタ・カラクチ「「ヒッすいません~~~~~」」
二人が怯えながらすたこらさっさと消えていった。ったくゴミ共がと言いながらカフェの店主にすまねぇなといい再びコーヒーを飲み始めたのでどうしたもんかと棒立ちしていたらシングさんがこっちこいよその手荷物重いだろせっかくだから話そうぜと声をかけてくれた。
ギンジ「本当すいません助かりました」
シング「ああ気にすんな同じ冒険者仲間だろそれに俺傭兵嫌いでな」
そんな話をしながらどうやってハクリュウを動かすことができたのか聞いて来たのでさきほどチラリと話をしたけどあの二人も店から出てこないので事細かに話すことにした、そしたらシングさんがルーチェの話を聞いて驚きながら新聞?の様な物を見せて来た。
シング「こいつだろひと月前あった魔族との戦争であっちの兵糧庫を燃やしまくって向こうの名のある将軍を二人打ち取ったやつだ」
新聞を見せると恐ろしいことが書いてあった。敵の軍に交じり兵糧庫の半分を燃やし尽くし名のある将軍を毒殺と暗殺しているなんだろうすごいけどやっぱこえー人だな。そう思っているとシングさんがこいつこれでBランクなんだよな明らかにさっきのやつらより強いんだけどなと言っていた。シングさん曰く魔族の将軍は弱く見積もってもBランク上位らしく精鋭騎士などでもCランクらしい。
ギンジ「そういえばシングさんは武器修理にここに来たんですよね?」
シング「あーそうだなそれが一番だけど今拠点のアルデバランにいると冒険者だろうが傭兵だろうが戦争に行かされるからな早い話こっちに逃げてきたわけだ俺はあんま戦争好きじゃないからな」
どうやら名のある冒険者や戦争がしたくない人達はさっさと別領に逃げているらしいやっぱルーチェさんが近づかないほうがいいって言ってたのは正解だったらしい。俺も戦争とかそういう国の事情にはかかわりたくないなと思ってたらシングさんがまぁ戦争の話はここまでにしとこうコーヒー奢るぜこれでもA級だからないろいろ話してやるよ暇だしなと言ってくれたので二人を待ちながら雑談することにした。せっかくなので二人の女性に振り回されてるのとひとりの変態の相手が大変なのを話し、ハクリュウさんのことについても話した。
シング「いいじゃねぇか獣人の美人か俺もかわいい子と旅してぇよたまにPT組んでダンジョンとかには行くけどかわいい子いねぇからな、ハクリュウもアリだけどあいつは性格がおかしい」
あーハクリュウさんはまぁ・・・どうやらシングさんも制作依頼を受けて貰えるまでに時間がかかったらしいA級モンスターの素材とか用意したりとかいろいろしたらしい。
話を続けてたら猫女二人組がおーいどこいった~?と探してたのであっ店から出て来たので合流しますまたいろいろ話聞かせてくださいと言いシングさんが去り際にめっちゃかわいいな!今度紹介してくれ!といってたので笑いながらその時が来ましたらねとだけ伝え二人と合流した