23話 天然温泉と王都グンダールの現状
数日が立ちケガもだいぶ癒えたので王都に向けて出発することになった、俺が馬車の御者をしてノリシオさんが徒歩で見張りをやり女性二名が馬車の中でキャッキャッやってる。ノリシオのみこれはおかしいんだよなぁとか言ってるがあの二人まったく聞いていない。王都にはまだ数日かかるのでどこかで野営できるところを探してるがこの辺山や荒地だらけでいい所がない。
ギンジ「水場とかなさそうですし野営どうします?」
ノリシオ「幼女がいるとこがいいです」
ギンジ「・・・・・・お二人さーん!野営どうします?」
チャルカ・セルベリー「どこでもいーい」
(イラッ)こいつらぁ!会話にならない奴に引きこもりマン2名かよぉどうしよっかなと考えてたら前方に複数の水場があり湯気がたってた、またほかに野営してる人達がいたので水場に移動し野営してる人達に話を聞いてみることにした。
ギンジ「すいませーん日が暮れそうですしここで野営したいと思うんですけどご一緒していいですか?」
「ああ構わないよあそこの水場湯気たってるでしょ?ここ天然の温泉が湧いてるんだ、王都とドタールの中間地点だし野営する人も多いんだ」
セルベリー「ええっ!?温泉!?やったぁ!湯船はいれるよチャルカー!」
チャルカ「おっやったねじゃあさっそくはいるか、あおまえら野営の準備しといてね」
といいながら馬車から降りた二人は駆け足でランラン気分で向かっていった。ノリシオさんはこれだからBBAは嫌いなんだといってたら矢が飛んで来た、二人が睨んでいた獣人なので目がいいようだ。
ギンジ「あーなんか騒がしくしてすいません」
「ははっきにしなくていいさここは利用者も多いから男女別れて入ることもあるんだ君たちも後ではいるといい」
どうもじゃあ失礼しますねとだけ伝え幼女はどこですか?とかバカなこと言ってるやつを引きずりながら野営の準備をした。
ギンジ「俺馬に飯食わしたり寝床の準備するんでノリシオさん焚火に使う薪さがしてくださいけっして覗きにいったり幼い子に手出しないでくださいね。
善処するとだけいって探しにいった本当に大丈夫なんだろうな。準備をしてたらさっきの人達がお裾分けのお酒とつまみにウィンナーのような肉とチーズをもらったのでせっかくなのでいろいろ話すことにした。
「君たち冒険者か傭兵だよね?ドワーフ領にはなんか用があったのかい?」
ギンジ「ええ実は王都にいるハクリュウさんに装備作成依頼を頼もうと思ってまして」
「おおっとあの有名な武具屋ホワイトカンパニーのハクリュウさんかあの人には頼んでも無駄じゃないかな。実は私達商人なんだけどホワイトカンパニーの武器防具を他領でも売ってみないか聞いてみたら門前払いだよ一部名のある傭兵や冒険者の人には作ってるらしいけど君見た感じAとかBランクの人には見えないけど」
ギンジ「えーっと一応紹介状はあるんですけど」
商人「おおっとすごいじゃないかそれなら話を聞いてくれるかもしれない」
紹介状あってよかったわこの人達の目つきが変わったもんマジで、そう思ってたら商人の人があっでも今王都は少し殺伐としてるからなぁといってたのでなにかあったのか聞いてみた。
商人「実は王都の近くには鉱山がたくさんあって純度の高い鉱石がたくさんとれるんだ。それこそ装飾品のダイヤモンドやサファイヤルビー、武具や防具だとミスリルやチタンなど純度の高い鉱石がとれるとこもあるんだけど・・・・ここ最近強力なモンスターが住み始めてね」
ギンジ「モンスターですか?」
商人「グラトニーリザードさこいつらはなんでも食うんだけど食ったものによって体にいろいろ変化が訪れるんだ。鉱山だといろんな鉱石をバリバリ食べるもんだから全身がアイアン化したリザードなんかが出始めてね王都の冒険者や傭兵達ががんばって掃討してるんだが恐ろしいことに体がミスリルやチタン化したリザードがでてきてねそいつらにやられっぱなしというわけさ」
ギンジ「なるほどそれはきついですね」
商人「そうなんだよそれで鉱山にも入れないしとりあえず人間族の領に行こうという話になってね」
リザードか・・・物理は硬そうだけど現地で話聞いてみて討伐できるならしてみたいな・・・まぁなんにしても今武器もなにもないけどな。商人との話をつづけてたら風呂上りの二人が帰ってきたので俺も商人の人に温泉いってきますと伝え温泉に移動した道中幼い子の入浴を覗こうとしてた変態を取っ捕まえ温泉に入ることにした。