22話 ケガの療養と休息
ノリシオとの闘いで敗北し負傷したギンジと連れ去られた幼い子達に氷漬けの変態賞金首を連れてドタールの町にもどってきたチャルカとセルベリーの二人、ひとまず依頼の報告とギンジの治療をすませ完治まで楽しくショッピング・・・・はさすがにアレなので交互に看病することにした。ギンジが目覚めるよりも先にノリシオの氷像が溶けノリシオの処刑が行われようとしてた時たくさんの連れ去られた子が泣きながらノリシオの処刑を止めていた。どうやら誘拐先でとても優しくしてくれたらしく奴隷として売ることもなくもう数日したらみんないったん返すつもりだったらしい。そんなこんなでいろいろあったがノリシオは毎月国にいくらかのお金の寄付を条件に処刑を免れた。
ノリシオ「うおおおぉぉぉん!(号泣)みんな優しいありがとう!幼女達ありがとう!これからは家の人間に一言告げてから攫うよ」
チャルカ・セルベリー「いや、攫うなよ犯罪だぞ」
なおノリシオだがこの町には置いていけないのでしばらく私たちのPTに付いてくることになった、まずはギンジが目覚めるのを待つまでノリシオに看病させ私達は楽しいお買い物タイムをすることに決めた。
目を開けたらベッドで横になっていてイスで俺をこうした元凶の主が目の前にいた、まてええええ!話を聞いてくれ!といったのでどのみち体が満足に動けないので話を聞くことにした。
なんとなく状況は分かりましたけどよく処刑されずにすみましたね・・・・。
ノリシオ「君にはすまないことをしたと思っているただ俺は幼女の為ならなんでもする!」
ギンジ「(ああだめだこの人会話にならなさそう)ああっまぁもういいです、それより同じ戦士としてあなたの強さには感服ですまったくかないませんでしたよ」
ノリシオ「幼女の為ならどんなことでもできた、拠点近くで暴れているモンスターの討伐や山賊を狩っていたらこうなっていた」
それであのモンスターの死骸かLVやステータスもそうだけど戦闘経験も対人含め慣れていたのは山賊狩りもしていたってことかしかもソロでそりゃ強いわけだ。そんな話をしていたら二人がホクホク顔で帰ってきた。
セルベリー「あれっ?ギンジ君目が覚めてたの大丈夫?」
チャルカ「おいシオおまえなにもしてないだろうな」
ノリシオ「失敬な!このクソBBA共!俺とギンジ君は幼女の加護を受け熱い友情で結ばれたんだ引っ込んでろ!」
チャルカ「は?」
セルベリー「次は燃やしまくって消し炭にしたほうがいいかな?」
ノリシオ「すいませんゆるしてください」
この流れるような会話に思わず笑みがでてしまったそのあと今後の話を4人でし、あと数日ここで静養した後ふたたび出発することになった、なお俺の防具と武器だが防具はボロボロに切り刻まれサークレットはペシャンコ、剣にいたっては真っ二つに折れた状態でありとてもじゃないが戦闘できる状態じゃなかったので王都ですべて新調する予定である、問題はその曰く付き職人ハクリュウさんがまともに対応してくれるかどうかがわからないが。
ギンジ「武器防具作ってくれますかね完全にこれもう修繕不可能ですよねこれ」
セルベリー「紹介状あるんでしょ?大丈夫だよっきっと」
チャルカ「いやーどうだろうなこの町でもハクリュウの事聞いたけどいろいろ知ってたぞ」
どうやらこの町でも聞き込みをしたそうなのだが王命無視当たり前店は開店休業状態の様なもの、依頼を受けて作ってくれても要求通りのものじゃない等々やりたい放題らしい
ノリシオ「ハクリュウ?だれだ幼女にゃん?」
などとアホな発言をした男に説明したらどうやら以前いきなり出てきた竜人にモンスターの素材を分捕られたことがあったらしく特徴が似てるらしい。
ノリシオ「その竜人俺にさんざん暴言吐いて去って行ったんだぞ!許さないからな!そもそもetc・・・・」
どうやら今思い出したかの如く怒ってるが幼女という言葉がでてくるとどうでもよくなってくるのでスルー気味でいこう。まぁケガ直るまで数日あるしどうこう考えてもしょうがないか、金貨3枚でたりるかな足りないよなぁ・・・・と思いながらいきなり酒を取り出して飲み始めたチャルカと便乗したノリシオのドンチャン騒ぎのせいでいろいろ考えるのがだるくなった。
ギンジ「まぁ楽しくいきますか!俺にも酒ください!」
セルベリー「ええっ!?ケガ人なのにまずいんじゃ?」
とりあえずは酒でも飲みながら楽しむことにした