14話 戦士としての基礎
連れてこられたのは南東の以前おれがゴブリンを発見した薬草の群生地を少し通り過ぎたあたり。討伐戦は明日なのになぜか聞いてみたら一つ目は少しでもゴブリンを減らすため、二つ目は俺のLV上げ、三つ目は依頼で王都アルデバランの護衛の仕事だったのに上の人間の命令でいきなりここに飛ばされて討伐戦のリーダーをやれといった無能共への怒りのストレス発散だそうだ。傭兵は冒険者と比べて実力も素行も問題なのが多いらしくランク付けも曖昧らしい。なんかこの人闇抱えてんな少し口調も変わってるぞ。
「じゃあはじめますか無属性魔法{探知}・・・・・・ここから少し東にはぐれゴブ3匹、こいつをやります、最初は手だししないので一人で戦ってください」
移動しながら最初は俺ひとりと言われたのでわかりましたと答え移動した、にしても{探知}か・・・・無属性なら適正あるし俺でもできんのかな?。探知通りゴブが3匹いたので今回は小細工なしでいきなり大剣を手にかけスキル{剛力}を発動し突進したゴブに気づかれたがお構いなしで突っ込んだ。
ギンジ「うおおおおおおまず1匹!戦技{スラッシュ}」
ゴブ!「ゲ?ギャヤアアアアア!」
一匹は戦技で速攻仕留めれたしかしほかの2匹が戦闘の構えにはいった、一匹が弓もう一匹がゴブにしてはでかい剣をもっていた。厄介そうな弓からいこうとしたけど剣持ちが妨害しにきた。
ゴブ3「ギャギャ!ギャラアアア!」
ギンジ「おっらああああ!」
ゴブ3と斬り合いになったこのゴブ以前のやつと比べつよいな・・・・と思ってたら弓が飛んできてガードしようとしたらゴブ3に邪魔され肩に矢が刺さったけっこう痛みがやばい・・・
ゴブ3「ギャギャ!雑魚はおとなしくさぁ!黙ってればいいんだよ!ギャアアアアアアアア!」
ギンジ「ぐっくっそ・・・・」
飛んでくる矢と俺と切り合えるゴブの連携に大分苦戦したが武器性能の差だろうゴブ3の剣が折れそのまま胴体がと斬り飛ばした。
ゴブ2「ギャ!?逃げろ逃げろ~」
ギンジ「逃げすかよ!戦技{スラッシュ}」
戦技でゴブをたたき切り戦闘が終了した。一連の戦闘を見ていたルーチェさんだがため息と濁った目でこっちを見てくる正直こわかった。
ルーチェ「まぁ冒険者を初めてまだ間もないのはわかりました。最初の出会いがしらに一匹仕留めたのはいいでしょう、そのあとが最悪ですが・・・・剣に頼りすぎです戦技が{スラッシュ}しかないのゴブリンにもバレてましたよ?攻撃が単調すぎます視野も悪いですほかにも言いたいことはありますが・・・・・」
いろいろダメ出しを食らいました。次のゴブは私がやりますといってゴブが5匹いるとこに移動した、ルーチェさんが持ってる武器は剣だが少し湾曲している、元の世界でいうシャムシールという奴だろうか?
ゴブ5匹の場所まで行ったら武器はちがいますが戦士職としての戦い方は見れます見ていてくださいと言われ見始めた・・・・・結果で言えば3分ぐらいでゴブが全滅した。ゴブの悲鳴しか聞こえなかった、最後のゴブは下半身から水がでていたぞ・・・・。
ルーチェ「武器が違うので戦い方は当然違いますが重要なのは視野、状況判断、それと相手の次の手を読むことです。前衛が崩れれば後衛の人間が死にます。この3つ意識しながら戦いましょう。そして私からアドバイスをするとすればどんな卑怯な手を使っても勝てばいいんです、目潰しなんかも有効ですよね」
目が汚れながらアドバイスをくれた。俺としては今の戦い方がすごすぎて言葉がでないが狩りはまだはじまったばかりです、明日までに少しでもあなたをなんとかしますと言われ罵声を浴びながらゴブ狩りが続いていった。夕方ぐらいまでつづきなにも頭が働かずそのまま宿で寝てしまった。