66話 影星、入局する。
さぁやって来ました五稜館!相変わらず五稜館はデカイね〜。一変が40メートルくらいの五角形の形をした建物だ。
それと後から気付いたのだが氷冴にケモミミと尻尾が無くなった時シルヴィが少し残念そうな表情になっていた。実際に狐になった時は驚きすぎて言葉を発せなかった様だが。
「………あれ?水也さん?」
「ん?おぉ氷冴か。そんでそこの学生さん達はだれだ?」
そこには男性としては長い空色の髪に空色の瞳をしたチャラい系?の人がいた。長身でイケメンですね。
「前五稜に入る人がいるって話したじゃないですか?その人たちです。銀髪の人が12位の【影星】イネス・シルフィード。紫色の髪の人が19位の【紫刃】シルヴィア・インフォルト。白髪の女性が17位の【迅雷】クレア・ウォルクス。金髪の人がイヴ・ディスリートですね」
おぉ。全員を紹介してくれてありがとう氷冴。あとクレアはまだ女性じゃなくて女子だと思う。
「え、えっと…………イネスとシルヴィア、クレアと…………イヴ?」
そう言われたので僕たち4人はコクっと頷いた。
「そうか、よろしくなお前たち。俺は一局第一隊長の霜崎水也っていうんだ」
腰に手を当ててそう言った。っていうかこの人1年3組担任の霜崎水脈と関係あるのかな?親戚とか?
「っと、部下と約束があるんだった。じゃあな氷冴。また模擬戦やろうぜ」
そう言って霜崎水也さんは五稜館に入っていった。隊長ってことは強いんだろうな。それを聞かなくても風格だけで強いと分かったが。
「じゃあ行こ?」
氷冴がそう言ったので僕たちは霜崎さんの後に続く感じで五稜館に入って行った。
◆
「はい、第五学園の会長からの推薦状と局長兼司令長官の凪原時之から許可を貰っています。三階の第一会議室に向かって下さい」
どぉお?生徒会長さん推薦状なんて出してくれてたんだね。ありがたやありがたや。
「第一会議室?会議じゃないんですか?」
氷冴が疑問に思ったのか受付の人に聞いた。
「はい。ですがそろそろ終わる予定です」
その返答に氷冴は戸惑いながらも返事をして三階の会議室に向かった。
コンコンッ
氷冴はその会議室のドアを二回叩きノックをした。あんまり緊張してないのかな?ちなみに僕はしている。
「入れ」
中からずっしりとしたような声が響いた。そらは普通の一般人が出せる声ではない。訓練によって肺活や呼吸、体を鍛えられた者の声だ。
「失礼します。五稜に入局する四人を連れてきました。既に存じていると聞いていますが…………」
ドアの奥には複数の人が机を囲んで座っていた。恐らく一番奥の上座にいる人が局長だろうな。
「あぁ、君たちがイネス・シルフィードくんとシルヴィア・インフォルトさん、クレア・ウォルクスさん、イヴ・ディスリートさんかな?」
するとその局長さんから見て左前に座る男性が声をかけてきた。
「はい。えっと…………」
シルヴィが返事をしたがその人誰だっけ?
「私は作戦責任者の影村貴文だ。君たちのことはリルシャール会長から聞いているよ。こちらとしては是非とも入局してほしい」
影村さんいい人。っていうかそんなすぐに言われるんだね。大歓迎なんだけど。
「えと…………よろしくお願いします」
「………よろしく」
「よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします」
シルヴィ、クレア、イヴ、僕の順で全員が同意した。これで僕たちは正式に独立特殊戦闘研究局通称『五稜局』の戦闘局員になった。




