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天才剣士は異世界でも人見知り。  作者: 五輪 亮惟
第一章 異世界の生活を楽しむ編
4/81

4話 人見知り、説明を聞く。

「「あ」」


偶然その手が当たってしまい、二人共声を漏らしてしまう。どうやら同じクエストを選んでしまった様だ。


「あ………その…………」


「ん〜………私は別のクエストでも良いんだけど、これは何かの縁だし、一緒に受ける?」


なんとっ!?そんな心優しい人がいるのかっ!?この申し出、受けなければいけない……!!


「ほ、本当ですか?そ、その……………ありがとうございます………」


何とか言葉を繋ごうにも言葉が濁ってしまう。こういう時だけは僕の人見知り+コミュ障が恨めしく思う。まぁ仕方ないんだけれど…………


「別に、感謝される様な事じゃないわよ。貴方多分だけど………初心者でしょ?」


「あ……そ、そうです」


だから助けてくれるのかな?いやはや初心者と言うだけで助けてくれるなんて……凄いお人好しっぽい。


「私は初めてのクエストで死にかけたから…………貴方に同じ目にあって欲しくないのよ」


「そ、そう……ですか…………」


それじゃ……と言ってアイさんはクエスト用紙をボードから剥がす。


「これをそこのクエストカウンターに持って行くのよ。そこで、クエストを受注するの」


アイさんが指差した先には、少し大き目な露店のような感じのところだった。上の看板にクエストカウンターと書かれているので間違いない。


「大体クエストボードは、ここみたいに人が集まりやすい広場やクエストギルドの支部、本部にあるから暇な時に見てみると良いかもね」


「クエストギルド…………?」


クエストギルドというのは聞いたことがない。文字からしてクエスト関連っぽいが………………


「クエストギルドっていうのはねぇ………クエスト

 関連の事を管理しているギルドよ。そこには国や政府からのクエストも出ているみたいね」


「……じゃあ、今のも……?」


今ボードから剥がしたものはヴェルウルフの討伐クエストだ。それは国からの依頼なのだろうか?と言うことが聞きたい。伝わればいいんだけど…


「今の?……あぁこの討伐クエストのこと?」


そう言われたのでコクッと頷いた。


「これはそんなのじゃないわよ。ボードに貼ってあるのはクエストギルドが発行しているの。私達みたいな人に魔石や素材を取りに行かせて、報酬にリルを払う。そういうシステムよ」


あぁ……なるほどね。理解することが出来た。

クエストによって素材を回収して、それらを報酬として渡した金額以上の価格で売るのだろう。


「まぁあんまり私達には関係ないんだけどね」


………うん、まぁそういうことだね。




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