39話 人見知り、気になる。
ガラガラッ!
何かが空いたような音がした。まぁ今は端末を弄っているのでその方向に視線は向けず、意識だけを集中させる。
(呼吸からして若い女性、脈拍はやや早く緊張によるもの。周りの生徒の反応から目上の存在。今の時間はホームルームが始まる時間。つまり…………担任か)
端末を机に置いて顔を上げる。そこには………………
「おはようございます皆さんっ!学園生活3日目!今日も楽しんで過ごしましょう!」
元気に声を出す空色の髪をした女性、霜崎水脈がいた。はい僕の勝ちー!!
「それでは今日も始めて行きますよ!今日は初めてやる戦術学というのをやっていきますね。これからの戦法、戦術の基礎になりますから頑張りましょう!まず教科書6ページを開いて下さい」
といったような感じで戦術学というものを進めていった。そういうものをちゃんと受けたことはないから参考になった。
そして時は過ぎ放課後………………………
「んぁー、今日も疲れた〜!」
シルヴィが体を伸ばして声を上げた。
「確かに新しいことが多かったですもんね………」
イヴはそういう。
「………でもこれからはこれが当たり前なのよね?」
そしてクレアがとどめを刺した。まぁシルヴィが言いたいことは分かる。新しいことを覚えるのは良いがペースが速いってことだろう。
「今日はもう帰ろうよー。なんだか眠いし」
「そうですね」
頷きながら答えるイヴ。
「イネスとクレアはどうするの?」
そう問いかけてきた。だが僕はシルヴィの言うように寝るわけにはいかない。図書室に行くという大事な使命があるのからね。
「僕は図書室にいくつもり」
「………私も図書室に行きたいの、ごめんなさい」
奇遇だが、クレアと行く場所が被ったようだ。
「え?あぁいやいや。全然大丈夫だよ。ならわたし達は部屋に戻ってるからね」
と言ってカバンを持ちイヴと一緒に教室を出て行った。
「………イネスも図書室に用があるの…?」
「うん、魔法のことが気になってさ」
「私も気になっていたの。一緒に行く?」
「オッケー、ちょっと待ってね」
机の上にある教科書をカバンにしまい席を立つ。
「それじゃあ行きましょうか」
と言ってクレアと共に教室を後にし、図書室へ向かった。学級の教室がある棟とは別の棟なのでまぁまぁ遠かった。そして図書室に着く。中はやはり本棚が沢山あるが、奥には机と椅子がある。
「………魔法関連はあっちよ」
服の袖を引っ張り僕を案内してくれるようだ。目は悲しそうなのに本当は優しいんだねぇ…………
「えっと…………ここかしら?」
指を差した先には魔導書や魔法書、魔法関連の本がびっしりと並べられていた。かなり古い本の様だが、それがまた良い。
「ありがとうクレア」
そう一言告げた後、ちょうど目についた魔法書に手を伸ばした。
感想や評価など、よろしくお願いします!!!それと、名前コロコロ変えてすいません。調べたら似た名前の蓑輪諒先生がいらっしゃり、迷惑かなぁって思いまして……………なので改めて、五輪亮惟として、よろしくお願いしますm(_ _)m
まぁ本名もじっただけですけどね。




