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天才剣士は異世界でも人見知り。  作者: 五輪 亮惟
第二章 第一節、学園生活編
36/81

36話 人見知り、修羅場らしい。

「こ、ここに住むっ!?」


え?なにそれどいうこと?あのイネス殿と私が同じ部屋で生活するってこと!?そ、そんなの耐えられないよぉ………


「え、えっと…………その……………」


「あ!いえ!別に嫌じゃないんです!ただ、私みたいな人間と一緒に暮らしてくださるなんて恐れ多くて………………」


と、ここでイネス視点に戻る!


「い、いや……………………」


「あ、あの!私どうすれば……………!」


と、ここであることに気が付いた。僕は人見知りだ。そんな相手に敬語なんて使ってほしくない。


「えっと………まず、敬語を無くして…………」


「え?敬語を?い、いいんですか?」


そう言われたのでコクっと頷いた。


「で、では…………その、よろしく、イネス殿」


と言って右手を出してきた。これから同居人としてよろしくという意味だろう。


「う、うん…………よろしく」


その右手を握った。その手は、僕の手よりも温かいよえな気がした。



数十分後。



「ではイネス殿、私はこちらのベットを使う」


「あ、じゃあ僕はこっちか……………」


ベットはシングルベッド2つがあった。その下には収納がある。つまり、収納付きベッドってやつだろう。高いんだろうなぁ。


「それと、一応は年頃の男と女なのだし、細々なルールを決めておこう」


このイヴと言う少女、人に指示を出すのが得意なようだ。と言っても高いところで指示を出すだけの人ではなく、ちゃんと自分もやることはやる。恐らく、自分に余裕が出来たら他人を手伝える程、お人好しなんだろう。


「シャワーの時間や着替え、収納場所の区画分けなどやることは沢山だ!ちゃちゃっとやっていこう!」


この少女は、『今』を楽しんでいるんだろう。容姿はもちろんだが性格もお人好しで優しい。理想の女子と言えるだろう。僕はシルヴィの方が好きだけど。色々世話してくれたし。


「じゃあまず着替えの時間だけど――――――――」


結局この話し合いは数分で終わった。と言っても、イヴが提案して僕が全部許可したからだ。まぁ僕は荷物あんまりないし、宝の持ち腐れは避けたい。


「さてイネス殿、もう教室に行くか?」


「ん、そうだね…………」


それとこの数十分でだいぶ話せるようになりました。切っ掛けさえ掴めば行けるんだよねやっぱ。


ガチャッ!


イヴが玄関のドアを開けると、ダブってもう一つのドアが開く音がした。凄い偶然だな……………


「あ、あれ?」


ん?この声は………シルヴィ?


「えっと、お隣さん……ですよね?」


シルヴィはイヴに挨拶した。なんかいつもと口調が違うけどまぁ気にしないでおこう。


「はい、イヴ・ディスリートです。えっと………」


「わたしはシルヴィア・インフォルトっていいます。それで、もう一人の方がクレア・ウォルクスです」


自分とクレアの自己紹介をした。クレアが話すの苦手なことを配慮しているんだろう。と、そろそろ出ないといけないな。


「あ、イネス!」


「ん?イネス殿知り合い?」


知り合い?とは違う気がするな………友達?


「うん、友達。この国に来た時色々とお世話してくれたんだよ」


「そうなんだ……………」


………ん?なんで睨み合ってるの?ねぇちょっと?あれあれ?なんか悪いこと言ったかな?


「ねぇイネス、イヴさんに手出してないよね?」


「え?出してないけど……………」


えぇ………………なんでそんなに不機嫌なの………?





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