19話 人見知り、試験を受ける。
シルヴィとクレア、それと僕の3人で試験会場…………普通に第五学園に向かって歩いて行き、数十分歩くと着いた。正門で教員と思われる人が受験者はこちらでーすと案内していた。
「ふぅー…………少し緊張してきたかも」
「……………さっき話していた調子で行けば大丈夫よ。イネスに教えて貰ったんでしょ?」
「うん……………分かった…!」
シルヴィが落ち着いたところで僕達も試験会場に入った。受験者は結構…………と言うか沢山…………というかめちゃくちゃいる様だが、入学定員は5つの学園全て共通の150人だ。1クラスに30人までしか入らないので5クラスでやる様だ。
「みんな席についたかな?私は筆記試験の監督をしているものだ。この場を借りて注意事項などを伝える。カンニングなどの不正行為が発覚した場合は即刻退室だ。発覚しなければ良いなどの甘い考えは捨てろ」
あぁ……………この世界にもカンニングなどというものが存在しているのか………………
「まずは筆記試験だ。目の前にある問題を解いてもらう。最初の60分は基本科目だ。それでは……………はじめ!」
監督の先生が大声でそう言うと、受験者全員がペンをとり問題に取り組み始めた。勿論僕もだ。
60分後、筆記試験が終了した。監督の先生の大きな「やめ!!!」という声にビビったのは余談。
「今から15分の休憩とする。トイレ休憩などは係の先生の指示に従うように!解散!」
取り敢えず基本科目が終わった。
「……………お手洗いに行ってくるわね」
と言って僕の右隣に座っていたクレアが席を立ってトイレに向かった。
「ねえねえイネス、なんかこれさ……………」
「…………簡単、だった?」
そう、実際めちゃめちゃ簡単だった。殆どが暗記問題だし応用も簡単、記述問題も楽勝だ。国語を除いて。といっても問題が簡単な訳ではない。イネスとシルヴィが凄いのだ。
「そうだね………………まぁ一番新しい学園だし、魔法関連の方に力を入れてるのかも」
「うん………そうなのかも知れない」
それからシルヴィと少し話し、クレアが帰ってきたところで監督の先生が声を上げた。
「お前ら休憩は終わりだ!問題を配るから後ろに回してくれ」
僕達は一番後ろの席だったので問題用紙を受け取るだけだった。
「よし全員分回ったな……………注意事項は前のと変わらない!全力で取り組めよ!はじめ!」
60分後…………………
(あんなんだこれは……………簡単過ぎるだろ。そんなに定員が割れていたのかな……?)
「やめ!!!問題を回収しろ!」
僕は前の人に回答用紙を渡した。それから監督の人から労いの言葉を頂き、明日の実技試験も頑張れという言葉も貰った。




