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天才剣士は異世界でも人見知り。  作者: 五輪 亮惟
プロローグ
1/81

1話 人見知り、神様と会う。

初投稿です。よろしくお願いします。

ふと目を開けると、そこには誰かが居た。

あれ?おかしいな僕は死んだ筈なんだけど……


「えっと………どなたですか………?」


そう聞くと、その方はこちらを向いてゆっくりと口を開いた。


「おぉ……目が覚めたか。どこか痛くはないかの?」


その人は白髪に白い髭を生やしていて、初老のおじいさんといった感じだった。


「あ、はい大丈夫です。

 あの……えっと…………………」


日本ではコミニュケーション力が皆無だったので中々人と話せなかったのだ。というか話す機会も無かったし………まぁそんなことでしどろもどろになってしまった。


「………お主が聞きたいであろうことを今から話す。耳の穴かっぽじってよく聞くのじゃ」


「あ、ありがとうございます……………」


口悪いな……と思いながら耳を澄ます。


「まず、儂は地球で悲しい死を遂げた者に、第二の人生を与える……その権限を持った神じゃ」


「か、神様……………」


なんてこった………まぁ予想はしてたけど。何か直接言われると迫力が違うね……………


「そう、神じゃ。と言っても大したことは出来んけどな。その者に能力を与え、違う世界に転生させる。それだけじゃよ」


…………んん?それは大した事でしょ。死んだとは言っても一人の人間の魂を弄るんだから。


「ま、ここまで話したのなら分かるじゃろうがそなたは死んだんじゃ。死因は知らんがな」


「あ、興味無いので大丈夫です」


至極当たり前の事だろう。もう既に自分が死ん

だ世界には興味が無い。興味無い事は無視する主義なので尚更だろう。


「そうか……………では前世のことはもう良いな。大事なのは次、何処に転生するかだが…………」


「もう任せます。次の世界ではもう少しだけ会話がしたい………ですから」


というか世界を選ぶ基準が分からない。

転生する世界に良いも悪いもあるのかな?

……………まぁあるか。


「分かった。ならば適当な世界に放り込んでおく。次は獲得能力だが、そうだな………前世のお主への同情という意味も込めて3つの能力を獲得させてやろう」


「3つ……ですか……?」


「うむ、3つだ。あ、言っておくが願い事を増やすのは無しだぞ」


ちぃっ…………それ今言おうとしたのに……………


「まぁ今すぐ出なくとも良いぞ。時間はたっぷりあるからな」


神様はそう言ってくれるが、いくら神様でも僕の様なクソ人間が待たせるのは最低だろう。


なので今思い付いたものを言う事にする。

少なくとも待たせるよりはマシだと思う。


「じゃあ………超身体能力、超感覚・思考能力、それと壊れず良く斬れる刀を」


超身体能力、超感覚・思考能力はあると便利だからで、良く斬れる刀は武器が欲しいからだ。あ!そういう世界じゃなかったらどうしよ!!


「うむ、だが超身体能力と超感覚・思考能力は年齢の関係常識段々成長していく感じになるが…………良いかの?」


それは全然構わない。だが………………


「あの………何歳として転生を……?」


「ん〜…………まぁ成人年齢の16歳で良いだろう。あ、これから行く世界は16で成人じゃぞ。じゃがまぁ…………15歳の3月初めだなやっぱ」


へぇ〜………それはどうなんだろう?飲酒や喫煙その他諸々を16歳で許可させるということだろうか?それと婚姻とかも。


「あ、だが言っておいてなんだが15歳なら既に感覚云々を十分扱えるかじゃが………………特に問題はないな。後は刀もじゃが、これはお主の理想とする刀に出来るだけ近づけるから安心せぇよ」


「あ、ありがとうございます……………」


刀に関しては特に問題無かった。


「さて、後はお主の容姿と名前を変えるだけじゃの。と言っても容姿や体型、名前などは全て儂かやるのじゃが………まぁ安心せい。変な名前はもちろん付けぬからの」


「あ、ありがとう………………」


おぉ〜…!!名前はともかく容姿と体型はこの異世界でコミニュケーション力を高めるとした場合途轍もない弊害になる恐れがある。だがここはこの神様を信じる以外はないのだが。


「安心せい!おかしな名前は付けぬよ。では若いの、そろそろ次の人生の幕開じゃ!セカンドライフを楽しんでくれよ」


その言葉を最後に、僕は床が抜け落ちて下に落ちたような感覚に襲われた。

 


見てくれてありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。

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