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拾った白猫  作者: 露深
1/1

白猫は。

俺は大雨が降っている日

気分も優れなかった。

一匹の猫を拾った。


それは

そのときは神様しか知らない

運命の出会いだった。




俺は学校帰り

傘を忘れて走って帰っていた。

「あぁぁっもー!傘忘れるとか…!」


ん?あれ、猫だよな。

捨て猫か?


「にゃぁ~」


切なそうにこっちを見て

泣く真っ白な猫。

…ちょうどいいか。

俺一人暮らしで寂しいしな。


俺は猫を抱き上げてまた走り出した。


―ガチャッ、バタン

「とりあえず…体拭いてやるか。」


俺は洗面所に行って猫を拭く為の

タオルを持って猫を拭いた。


「にゃおっ…!いてて…」


…え。

今喋ったか?


「あ。…猫が喋るなんて

気持ち悪いだろ?なれてるから、捨てていいぞ。」


そりゃぁ、驚いたけど…。

捨てるわけない。


「捨てるわけないだろ?

逆に誇りに思うよ。喋る猫なんて。」


「…そんな風に言われたの、初めてだ。

じゃぁこれでもそう言える?」


―ボンッ


え…。

俺が抱いていた猫は猫じゃなく

一人の美少年だった。


「これでも俺を捨てない…?」


その少年の目は切なそうだった。


「…あぁ、言えるよ?とりあえず…名前は?」


「…っ!…俺は…浪合白なみあいはく。よろしくねっ…!」


「俺は小波大河こなみたいが!よろしくな、ハク!」

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