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いつかなくなる物語  作者: ぼっち飯
第一章:建国祭三日目

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プロローグ

王国暦四八九年三月二六日、テウフェル王国史上最大といわれる魔人災害が発生した。


現代においては荒唐無稽に思えるような出来事ではあるが、各地に建てられた慰霊碑や時たま発掘される当時の様々なものの存在が歴史の真実を証明している。


この日は三日間に渡る建国祭の最終日であり、魔人の王とその配下七人がそれぞれ襲った地域は壊滅状態であった。その日生き残ったのは十人に一人、あるいはもっと少なかったとも言われている。これがテウフェル王国の国力低下につながったのは言うまでもない事実であり、復興には五十年以上もの歳月を費やすこととなった。


魔人の王は自ら魔王と名乗り人類の敵として人々に恐怖を植え付けたが、後に勇者と呼ばれる英雄たちが立ち上がったことで暗黒の時代に終止符が打たれた。この活躍をもとに多くの本が書かれ、歌が作られ、戯曲が演じられ、今では子どもたちが最初にふれる物語は勇者達の勝利の物語である。


(——『テウフェル王国史第三章:魔人災害の真実』より引用)

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読んでくれている誰かがいるってわかるのは、結構テンション上がります。

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