エンドロール
僕の人生に価値はあったのだろうか?
ある人は人生に無価値な事はないと言う。
ある人は人生なんで言葉は存在しないと言う。
ある人は全て無意味だと言う。
ある人は未来は全て決まっていると言う。
まぁ何が言いたいと言うと僕は今死ぬ。
そして、今は走馬灯のように時間がゆっくり流れてる。
あと1分ぐらいで死ぬと思う。
身体中血だらけだ、視界もボヤける。
『もっと、色んな事を経験したかったなぁ。』
まだ声がでた。
けどもう意識が・・・
案外苦しくないんだな。・・・・
案外楽しかったな・・・・・
皆んな生きてるかな?・・・・・・
・・・・・・・
(観察者) 【運命の書き換え】
気分が良い。
なんだ。死んでないのか?
あれ?傷が・・・治ってる?
(観察者)『やぁ。生きてるかい?』
誰だ?助けてくれたのか?
『お、おう。何故か生きてるよ。』
(観察者)『それは良かった。たまに死の運命を確定させる能力もあるから・・・』
『そんな能力もあるのか・・・』
『それよりなぜ助けてくれたんだ?』
(観察者)『助けた理由はただ1つ、君は世界を変えれる可能性がある。』
『へ?』
(観察者)『その可能性は1%もないけどね!』
理解できないぞ。どういうことだ?
(観察者)『おっと。時間だ。まぁ第二の人生も全力で頑張って!!』
『まてまてまて。まだ聞きたいことが』
(観察者)『僕の名前は、守天。
また近いターニングポイントで会おう。
君が生き返った事で、何かが変わったはず。
予定調和は崩れ。波乱の時代になる。
けど次はないよ。この人生全力で挑んでね!』
そして、空の上に消えた。
『なんだったんだ?・・・・
いや、なんか会ったことある気がする。』
とりあえず帰ろう。
あっ忘れてた。
『ここは地獄だった。』